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HIROSHI ASHIDA

蘆田 裕史 / Hiroshi Ashida

1978年、京都生まれ。 京都大学大学院博士課程研究指導認定退学。
ファッションの批評誌『fashionista』編集委員。
京都にある某ファッション系研究機関でキュレーター。
e-mail: ashidahiroshi ★ gmail.com(★を@に)
http://twitter.com/ihsorihadihsa

『fashionista』の情報は↓
http://fashionista-mag.blogspot.com/
http://www.facebook.com/mag.fashionista

美術館情報その3(フランス)

今日はフランスとドイツ、と思ったのですが、あまりに時間がかかるのでフランスだけになりました。最初は夏休み用にと思ったのですが、このペースだと全然終わりませんね。

やはり大きなところだけにしぼるべきなのか・・・・

フランスでファッションの美術館といえばまずはここです。

モード&テキスタイル美術館

ルーヴル美術館のお隣です。

マドレーヌ・ヴィオネ、ヴィクター&ロルフ、山本耀司、ジャン=ポール・ゴルティエ、バレンシアガなど、ファッション・デザイナーの回顧展が多いのですが、「飾られた男」などテーマを設定した展覧会もやっています。今は「現代ファッションの理想的な歴史 第1部:1970〜80年」という展覧会を開催中。

モード&衣装美術館(ガリエラ美術館)

同じくパリにあるので、モード&テキスタイル美術館と混同されがちです。

常に開いているわけではなく、年2回程度、企画展をやるときのみ開館。

こちらは回顧展よりもテーマ展が主でしょうか。

結構面白い展覧会やってます。

ピエール・ベルジェ&イヴ・サン=ローラン財団

基本的には美術館ではなく、主にイヴ・サン=ローランの作品を保存・管理している機関といった感じでしょうか。とはいえ、展覧会も開催しています。

テキスタイル・プリント美術館(訳がちょっと変ですが・・・)

フランス語では”Le Musée de l’Impression sur Etoffes”

ミュルーズというフランス東部、ドイツとスイスとの国境近くの街にある、100年以上の歴史を持つ美術館。18世紀から現代の(プリントされた)テキスタイルを収集しています。

マルセイユ・モード美術館

収蔵品は20世紀のものを6000点。今年の1月に美術館としては閉じてしまったようです。資料館は予約すれば利用可能。

クリスチャン・ディオール美術館

説明する必要のない美術館ですね。フランス北西部のグランヴィルというところにあります。

プール美術館

リール郊外のルベという街にある、1930年代のアール・デコのプールを改装した美術館。

ファイン・アートだけでなく応用芸術も集めていて、衣服も収集しています。

カステルバジャックやウォルトなどを持っているようです。

ルベにはテキスタイル美術館も。

リヨン・テキスタイル美術館

織物の街リヨンにあるテキスタイルの美術館。

美術出版社の『世界服飾史』にも出てくるシャルル・ド・ブロワのプールポワンはここにあります!

国立舞台衣装センター

フランスの真ん中あたりのムーランにあります。

国立図書館、コメディ・フランセーズ、パリのオペラ座から預けられた8500の衣装とアクセサリーを収蔵。

帽子博物館

リヨンの近く、シャゼル=シュル=リヨンという街にあります。

19世紀半ばから、パコ・ラバンヌやピエール・カルダンまで様々な帽子を収蔵。

国際靴博物館

これまたリヨンの近く、ロマン(ロマンス?)という街にある、靴の博物館。

国際と名乗っているだけあって、様々な国・地域の靴を収蔵しています。

4 Responses to “美術館情報その3(フランス)”

  1. 服部 円 / Madoka Hattori より:

    あしださん、
    来月パリにいくので、とても参考になります〜。
    いけそうな所はできるだけいってみたいと思います!!

  2. 蘆田 裕史 / Hiroshi Ashida より:

    お役に立てたのならうれしいです!

  3. Olga より:

    どこでもドアが欲しいと、切に願います。

  4. 蘆田 裕史 / Hiroshi Ashida より:

    フランスに旅行で行ったとしても、ここに書いた美術館を全部回ることなんてできないでしょうし、ほんとにどこでもドアがほしいですね。

    でも、僕がいちばん欲しいのはほんやくこんにゃくですね。いや、暗記パンの方がいいかな・・・