Tim Van Steenbergen2011-2012 A/W Collectionがパリで披露された。
前シーズンまでのランウェイショー形式ではなく今シーズンは展示会形式での披露となった。
今季のTimはドイツの画家でもあり彫刻家でもあるAnselm Kieferへの興味、そして世界観に入りこむことからコレクションがスタートしている。
”決して忘れてはならないのは、もともと、なぜ何が自分にそこまで興味を持たせたのかということ、そして結果として生まれた作品との間にはある違いが生まれるということである”(Anselm Kiefer / リリースより)
グラフィックの要素と贅沢な生地使い、オーガニックの本質を捉えた方法。白と黒のグラフィックをメインにアッシュやクレー、グレーや赤褐色などカラーパレットも豊富だ。今シーズンのキーアイテムとして地球や自然をモチーフにしたプリントも登場している。まるで絵画のようなバタフライプリントも印象的。控えめでありながら緩やかにフィットする洋服。
プリーツをモダンに使用したディテールも今シーズンの大きな特徴だ。オーガニックドレスはデイリーにもまたカクテルにも着こなすことが出来る。Timが得意とするリトルブラックドレスや50sドレスは今季もアイコニックなものになっている。豊富なアウター類はシンメトリーなショートとロングのブレザー、シフトジャケット、刺繍の入ったボレロやカーディガンなど。ムートンはリバーシブル仕様となっている。
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