eatable of many ordersの展示会がパリで行われた。今シーズンのテーマは“GOLDEN ALCHEMY”-金を生み出そうとした錬金術について-
錬金術とは科学の前の中世の話。科学という概念が確立される前様々な道具を用い他の物質から金をつくろうとしていた。それが後の科学に繋がったという。錬金術にはそんな人間の夢や欲望が詰まっている。
コンパスで描かれた終わらない円から広がる空間をイメージした洋服。フラスコを形どったポケットや蒸留された液体の中で新しい何かが生まれているようなプリント、飛び出しているスカーフに後ろ足だけ円から出てきているようなパンツなど。「イメージを膨らませる」という為に最初に作られる人形もフラスコの形や玉ねぎのような形をしている。
2010AW Gold Lush, 2011 SS El Doradoと続いてきた金を巡るコレクションの旅のピリオド、そして次へと繋がるコレクションとなっている。
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