もともとすごく好きだったマーティンバースが東京都現代美術館での展覧会に参加しているというのを知り、行ってきました。
どうしても行きたかった。
もともとぼくはこの人の作品が本当に大好きで、理由とかははっきりよくわからないけれどもぼくの動物的感覚がビリビリ引きつけられるからです。
オランダにあるアイントホーフェンという大学にルーツがあるのですが
この学校の卒業生はほんとにぼくの好きな作品を作り出す人が多め。
この学校とはまた別ですがSTUDIO JOBとかVIKTOR & ROLFとかDROOGとかやっぱりなんだろうこのオランダデザイン美学のような。
「デザインを機能や目的(function)と捉えるならば、物理的な何かにアプローチしたり解決するのもデザインですが、別の側面として”人の心に作用する”そういうファンクションという意味でのデザインというのもありますよね」
とは、とある凄い先輩の方から聞かせて頂いたお言葉です。
ぼくが思うにオランダ周辺のデザインってそういうものがとても感じられます。
人の心でもって他者の心に作用する。
こういうことって物理的に、速くなるだとか便利になるとかロスが減るとか軽くなるとかスッキリするとか、
そういったこと以上にもっと根源的に存在する根拠だなと、なぜデザインが必要とされるのかのような議論の中で強く在るのだなと思い知らされます。
“デザイン”なんて言葉で無理矢理括ろうとするから混乱しちゃうんだろうけれども。笑
っていうか、そう考えると一見このマーティンバースの作るファニチャーなんて真面目で数字的に判断する立場の人からするとなかなか実用性とか意味みたいなものを見いだせないと思うんですけれど、その「心」の動きに論理を見るならば、説明もつくのでなにか腑に落ちるところがあるんじゃないでしょうかね。
まぁそんなことはいいんですけれど。笑
服なり他のものにしても作られるものって、
作る人の内側にある想いや感情でもって、他者の気持ちや感情に作用し素敵な何かを生み出す。
そう考えると、”この服はデザイン性がある”なーんて言葉の中にも色々と意味のある含みを見いだしたり、自分以外の他者を知る事のできるきっかけ(つまりは旅でもある)につながる素敵な視点だなと思います。
他者の世界を見ることで心が動いて素敵な気持ちになる、ってどんだけ贅沢なコミュニケーションなんだろうか。
しかし相変わらず読みづらい文章やな自分。。。。。。
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