このブログでは、大きめの美術館/博物館だけ取り上げていくつもりだったのですが、せっかくなので小さいところも拾っていってみます。
というわけで、オランダ・ベルギーその2です(+おまけにルクセンブルク)。
★アムステルダム国立美術館
http://www.rijksmuseum.nl/
レンブラントやフェルメールなどを有するオランダ最大の美術館です。ここは4年前にDe Nieuw Kerk(新教会)という美術館──というより展示スペースと言った方が正確でしょうか──と共催で「Fashion DNA」という展覧会を企画しています。国立博物館の所蔵する衣装コレクションを中心に、身体やアイデンティティなどに焦点をあわせた展覧会でした。
http://www.rijksmuseum.nl/tentoonstellingen/fashion-dna?lang=en
現在は「Accesorize」というオンライン・エキシビションを開催中で、16世紀から20世紀までの様々なアクセサリーを見ることができます。
http://www.rijksmuseum.nl/formats/accessoires/
こういったオンラインでの展覧会も増えるといいですね。
★バッグ博物館
http://www.tassenmuseum.nl/
4000以上のバッグを所蔵している博物館。最も古いもので17世紀のバッグがあるとのこと。日本だとえてして歴史的なものばかり集めてしまいそうですが、ここは現代のバッグ──アレキサンダー・マックイーンやボッテガ・ヴェネタなど──も持っています。
★海軍本部博物館
http://www.museumdokkum.nl/
オランダの北端、フリースラント州にある博物館で、この地方の衣装やテキスタイルを所蔵しています。ここはオランダで唯一、オランダ語以外の言語(フリジア語)を公用語としている州で、この国のなかでもちょっと違った文化を持った地域だと言えるかもしれません。
★織物博物館
http://www.weverijmuseum.nl/
織機などの機械のほか、20世紀に織られた織物(いくつかはもう少し古いそうですが)などを所蔵しています。エイントホーフェンの近くのGeldropという街にあります。
★革と靴の博物館
http://www.schoenenmuseum.nl/
オランダの南部、Waalwijkにあります。50年以上前からあるそうなので、結構古いですね。
★テキスタイル博物館
http://www.textielmuseum.nl/
オランダの南部、ティルブルフにある博物館。今年の2月までminä perhonenの展覧会を開催していました。
そのほか、ファッションそのものの展覧会ではありませんが、アムステルダムの近くアムステルフェーンという街にあるJan van der Togt美術館で、オランダの画家アンス・マルキュスという人の展覧会が現在開催されています。ヴィクター&ロルフ、ヨウジ・ヤマモト、アレキサンダー・マックイーンといったデザイナーたちにオマージュを捧げた作品が展示されています。
リンク先で画像が見られます。
http://www.jvdtogt.nl/
続いてベルギーその2。
★産業考古学とテキスタイルの博物館
http://www.miat.gent.be/
ブリュッセルから電車で30分ほど北西に行った街、ゲントにあります。
産業革命以降の技術革新やテキスタイルについて知ることのできる博物館。
最後におまけ。ルクセンブルクの現代美術専門の美術館MUDAM(Musée d’Art Moderne Grand-Duc Jean)で、少し前にアントワープのモード美術館でやっていたペーパー・ファッション展が巡回していました。もしかしたら、今後もファッション展が開催されるかもしれませんので一応。
http://www.mudam.lu/