Marta MarquesとPaulo Almeidaのデザインデュオが手がけるファッションレーベル、Marques ‘ Almeuda。昨年セントマーチンズを卒業したばかりでありながら、既にファッションイーストの合同ショーで2度コレクションを発表し、大胆なカットが施されたデニムに象徴される繊細なグランジクチュールで注目を浴びている。今回はNewGenのサポートにより初の単独ショーが実現した。
森を舞台にダークな世界を見せた前回から一転、今回は2000年代ティーネイジガールのナイトアウトをテーマにした、クリーンでフェミニンなコレクション。
ライトなカラートーン、エアリーな素材でロマンティックに仕上げられた、ホルターネックやスパゲッティストラップのドレス。シグネチャーのデニムアイテムは従来よりコンパクトなサイジングで、加工もスラッシュではなくガーリーなフローラルの装飾が施された。
更にソフトなムードを高めるのが、新たに取り入れられたサマーファーやパイル地などの素材感。また人気の高いプラットフォームシューズは、サンダルやブーツ、ストラップシューズで展開された。
漂うユース感はそのままに、成長し少しシックに洗練されたネオ・グランジガール。
Photo:Hiroyuki Ishimizu Text:Yasuyuki Asano