10月4日、ロンドンのExposure GalleryにてThe New British マガジンのゼロイシューローンチパーティが開催された。
首もとのタトゥーがトレードマークのイラストレーターKez Glozierが編集長を務め、アートディレクターに80年代のThe Faceを手がけた事でも有名なNeville Brodyを迎えたニューマガジン、The New British。現代のブリティッシュカルチャーを祝福し、そのライフスタイルにおけるシーンを果敢にドキュメントする。2年前からショートフィルムや音楽、またパーティを通して定期的にそのヴィジョンがプレビューされてきたが、遂に記念すべき初のマガジンが発表された。
今回のゼロイシューのカバーストーリーは、60年代にデビット・ベイリーが撮影したクレイ兄弟の写真をインスピレーションに、英国のクラシックなピンナップ写真を再解釈した内容。ノーウェーブバンドManfluの一員としても知られるマルチアーティストのAza Shadeをフィーチャーしたパワフルなイメージは、Nick Knightと若手スタイリストのPaul Joyceにより撮りおろされた。
偉大なる伝統が新しい才能により次々とアップデートされていくUKのクリエイティビティを、改めてひしひしと感じさせる内容となったゼロ・イシュー。センセーショナルなタイトルとキャッチーなエンブレムロゴと共に、今後もThe New Britishはマガジンを越えたサブカルチュラルなムーブメントを起こしていく。
ローンチ当日は、Exposure Galleryでプライベートパーティが行われた後、ダルストンのVisonsでアフターパーティも開催された。
Kez GlozierやNeville Brody、またNick Knightによるハンドナンバー入りで50部のみ生産される今回のゼロイシューは、まもなくオンラインで販売開始予定。
Photo:Yuta Fukuda Text:Yasuyuki Asano