4月26日、ロンドンのThe Basementにて、Hero MagazineのIssue 7 Summer/Fall12のローンチパーティが開催された。
Heroは若手デザイナーや新しいモデルなど、ファッションシーンの明日を担うクリエイター達にフィーチャーした年2回発行のインデペンデント•メンズウェアマガジン。
イシューを重ねるごとにクオリティ、ボリューム共にますます充実し、最も新しいシーンのエッジを感じさせるメンズウェア誌のひとつにまで成長した。
Dark+Stormy (日本語版:嵐の前の静寂)と題された今回のイシューでは、大きな変化が訪れようとしているメンズウェアシーンに充満するエナジーをトリビュートし、ラフシモンズが最後のジルサンダーのコレクションで見せたような、よりダークでハード、アグレッシヴなメンズウェア新時代の幕開けを高らかに宣言する。
Prada、Jil Sander、GivenchyといったラグジュリーブランドのAW12コレクションを使用した力強いエディトリアルの合間には、嵐を予感させるように風になびくパーム(ヤシの木)の写真が差し込まれる印象的な紙面構成になっている他、Gosha Rubchinskiyによるロシアのサブカルシーンの撮りおろしを始めとした、若々しさを感じさせるイメージも多数フィーチャーされている。
またCalvin KleinのメンズウェアディレクターItalo ZucchelliやJunya Watanabeの貴重なインタビューに加え、Dean Mayo Daviesが「Power+Control」というテーマのもと最新コレクションを紐解く来期へのナビゲーション記事など、読み物も大変興味深いものが揃っている。
今回から通常の英語版に加え、巻末に翻訳が付いた日本語と中国語版も発売されているので、充実した文章も是非チェックしたい。
当日のローンチパーティには、Katie Eary、Federico(Komakino)、Lou Dalton、Elliot Atkinson、Maarten van der Horstといったロンドンを代表する若手デザイナー達の顔も多く見られ、クローズまで多くの人々で賑わいをみせた。
Heroの最新号、バックイシューはウェブサイトから購入できる。