プロサッカー選手は「個人事業主」だと言われる。クラブとその都度契約を更新し、自分の居場所を作る。そうしたサッカー選手が、サッカー選手でなくなったらどうなるのか。
Jリーグ創設から20年。毎年100名以上の選手が新しくプロになり、押し出される形で100名を超える現役選手たちが引退している。
平均引退年齢26歳という厳しいプロスポーツの現実の中で、選手たちは、その後どんな新しい道を歩き始めるのだろうか。
解説者や指導者を始め、JFL/地域リーグへの移籍、海外クラブへの挑戦、クラブ職員、サッカー教室、就学、もしくは新たなフィールドへとチャレンジする人もいる。
何を考え、どうやってそこにたどり着いたのか。元サッカー選手にとっての“働く”ということを直接伺い、探っていく。
3回目となる今回は、元アトランタ・オリンピック代表選手で、現在OB会の副会長を努め、実業家としてFELICE MONDO株式会社の代表を務める松原良香氏をお迎えする。
ウルグアイからプロ生活をスタートさせ、Jリーグのチームはもちろんヨーロッパ、南米のリーグでも戦ってきた松原氏は、30歳で引退。セカンドキャリアに苦しみ模索する日々を過ごした後、
FELICE MONDO株式会社を立ち上げ、技術としてのサッカーだけでなく、地域や教育と関連付けた活動をしている。
いまだ元選手が成し遂げたことのない、Jリーグを変えるかもしれない大きな事業を計画している松原氏。
サッカー選手という職業の問題・課題を始め、事業としてのFELICE MONDO株式会社の運営や役割、プレイヤーアドバイザリーを務める「TAKE ACTION F.C.」(代表:中田英寿さん)など、
サッカー界を始めとした社会や経済等における意義とこれからのJリーグ/Jリーガーが生き残っていくための方法について伺っていく。
2013.10.17 (thu)
at VACANT
19:00 open / 19:30 start
料金:¥1,000
出演:
松原良香(元アトランタ五輪代表、現JリーグOB会副会長、FELICE MONDO株式会社代表)
聞き手:
山口博之(BACH)
予約:booking@n0idea.com (VACANT)
*件名を「ball or something」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。
*万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。
主催:HUTU、山口博之
illustration by Noritake
*profile
松原良香
静岡県浜松市出身。
1996年には『マイアミの奇跡』として記憶に残る、アトランタオリンピック日本代表としてブラジル代表を破る。
ジュビロ磐田、清水エスパルスのJリーグのみならず、ウルグアイやスイスなど国内外を問わず12チームで活躍。
2005年に現役を引退し、現在は自らが主催する「FELICE(フェリーチェ)サッカースクール&FC」の代表として活動する傍ら、暁星国際学園サッカー部ゼネラルマネージャー、JリーグOB会の副会長を務めるなど、幅広く活躍中。
2010年には、JFA 公認S級コーチに認定された。