2012 年5月10 日を持ち、リキッドルーム2階奥、Time Out Cafe & Diner 併設のギャラリーが《KATA》として生まれ変わる。ライヴハウスとカフェ/ダイナーに併設されているギャラリーというユニークな立地とともに、さまざまなイヴェントが開催される多目的な“ 現場” として、さらなる発展を目指し、アートや音楽体験など、旧Time Out Cafe & Diner / Gallery Space からさらに進化/深化したカルチャーを展示/発信するスペースとなる。
そしてこの記念すべき《KATA》のはじめての、そして《KATA》のスタイルでもある音楽やアート、ライフスタイルがミックスされたカルチャーを提示するエキシヴィジョンとして、旧Time Out Cafe & Diner / Gallery Space でもこれまで2回の展示を行っている写真家ジェスパー・ヘインズの個展、そしてこの個展に連動した音のインスタレーションを行う。個展のテーマは“ ニューヨーク・ダークルーム”。ジェスパーが暮らした、エネルギッシュなカルチャーの源泉となっていた80 年代のNY のクラブやバー、ライヴハウスの暗闇=“ ダークルーム” を捉えた写真の展示。そして、《KATA》は5 月11 日より16 月日間、現在の “ ダークルーム” となるべく、刺激的なアーティストたちによる“ 音” とジェスパーの写真によるインスタレーションが展開される。16 日間、《KATA》では“ ダークルーム” が“ 展示” され、それをそのまま体験できることができる空間となる。平日の夜、ふらりと家路に着く前にエネルギーを注入する、アートを介した社交空間が毎日そこに出現する。
写真展” ニューヨーク・ダークルーム” – Jesper Haynes(ジェスパー・ヘインズ)
奔放で剥き出しな感性の写真家、ジェスパー・ヘインズがTime Out Cafe & Diner に帰ってくる。3 回目となる今年は、80 年代のニューヨーク・オルタナティヴ・シーンの狂騒とエネルギーをとらえた写真展。ニューヨークが先鋭的でアバンギャルドの代名詞だった一時代を、ボヘミアン的に生きる当事者の視点で切り取ったポートレイトだ。「ニューヨークとの恋物語」とジェスパーがみなす今回の展覧会にはアンディ・ウォーホル、キース・ヘリングら、今や伝説となったアート・イコンも登場する。昼は暗室、夜はバーやクラブで当時を過ごしたジェスパーにとって思い入れのある<ダーク・ルーム(暗室)>を模した雰囲気の中、観客を彼のニューヨークに誘う。
オープニング・レセプションの夜から4 日間はジェスパー・ヘインズ本人が在廊、ニューヨークでのエピソードを語り、来場者のポートレイトを撮影する。
ジェスパー・ヘインズ略歴:
写真家。アメリカ人とスウェーデン人のハーフとして、1962 年イギリス・スコットランドのエディンバラで生まれる。1982 年ニューヨークに移住、写真家ラルフ・ギブソンに5 年間師事、暗室技術者として働く。国際的な広告やファッション誌でも活躍の他、旅人でもあるJesper のユニークなライフスタイルを舞台にしたゲリラ・ドキュメンタリー写真家。スウェーデンのストックホルム現代美術館に作品が永久保存されている。NY を拠点とし、バンコク、ストックホルム、東京を飛躍中。http://www.jesperhaynes.blogspot.jp/
開催期間:2012 年5 月11 日( 金)~26 日( 土)
時間:月- 金 11:30-24:00 / 土・日 * イヴェントにより異なります
会場:KATA (*ex.Time Out Cafe & Diner / Gallery Space)[LIQUIDROOM 2F]
所在地:東京都渋谷区東3-16-6 LIQUIDROOM 2 階
入場料:無料
お問い合わせ先:
KATA http://www.kata-gallery.net
Time Out Cafe & Diner 03-5774-0440 http://www.timeoutcafe.jp/
LIQUIDROOM 03-5464-0800 http://www.liquidroom.net