JIL SANDERが衣装を出がけた 映画「I Am Love」 (監督: ルカ・グァダニ
ーノ ) が、先日発表されたアカデミー賞2011、衣装デザイン賞にノミネートされた。
主演女優である ティルダ・スウィントン が演じるエンマ・レッキの衣装はすべて、衣装デザイナーのアントネラ・カノロツィ、ルカ・グァダニーノ監督と、ジル・サンダーとのコラボレート制作によるもの。アントネラ・カノロツィ、ティルダ・スウィントン、ルカ・グァダニーノ監督の意向で、衣装はすべて、この映画のためだけに特別につくられ、衣装デザインと制作は、ジル・サンダーのクリエイティブ・ディレクターであるラフ・シモンズが手がけている。
映画でのエンマ・レッキのワードローブは、上質な素材使いと控えめなラグジュアリー感で、「洗練さ
れたシンプル」を特徴とするジル・サンダーの世界観を要約している。映画の中で描かれている、ブルジョアでモダンな洗練と美の価値観と、エンマ・レッキのキャラクターを表現するため、ジル・サンダーのミラノのアトリエの職人の手仕事による、シフト・ドレス、テーラード・コートそしてクリーンなシャツがセレクトされている。