Interview

NOUVE

ハイクオリティーなエンターテイメントとチャリティーをミックスし、様々なジャンルで活動するクリエイター集団NOUVE™。ハイクオリティーなエンターテイメントを提供するという形で革新的なチャリティーを行っている。先日メルセデス・ベンツコネクションでハロウィンパーティーをプロデュースし、仮装したDJ群、来場者が赴くままにスパークしたパレードが繰り広げられ、豪華なプレイヤーの奏でるサウンドとネオンライトに浸り踊る、エキサイティングでリュクスな一夜を演出し、話題を集めた。このクリエイター集団のメインDJで音楽プロデューサーとしても活躍している田中隼人氏とNOUVE™理事長鹿野智裕氏に“NOUVE™”発足の動機と経緯を伺った。
(以下、鹿野氏=S、田中氏=T)

まず、NOUVE™を立ち上げようと思ったきっかけは何だったのですか?

S:以前、芸能プロダクションで映像の配信をしていた際、体の不自由なユーザーの方からいただいた一通のメールがアイデアのきっかけとなりました。その方は体が不自由で普段映画を見に行く事すらままならない方だということでした。でも動画の配信があり、不自由な体でも動画を楽しむことができてすごくありがたいというメッセージを頂きました。その事がきっかけとなり、エンターテイメントには人を動かし、国を動かしてゆける可能性を持っているのではないかと思い、政治が国を動かせない今、人の心を動かすことができるエンターテイメントの業界に身を置く自分達がまず何か為になる事をしなくてはと思ったのが動機です。

海外では慈善事業やチャリティーは当たり前のように行われている事に対して日本ではそのような活動に対する意識が低いということに気付きました。とはいえ、強制的に行うことではないので、チャリティーに分かりやすいエンターテイメント性を取り入れ、憧れを持たせることで、もっと興味を持ってもらい易くし、意識を高めることができるのではないかと思ったのです。

T:楽しいイベントに参加した事で使われたお金が、意識的ではなくてもチャリティーに繋がるということはとても平和なことではないかと思ったことがひとつと、エンターテイメントという楽しいことに使われたお金がチャリティーになるという流れができれば、一般的なチャリティーに対しての入り口のハードルが下がるのではないかと思い、このような形で発足しました。

NOUVEのイベント内ではチャリティーのメッセージや啓蒙活動などを行っているのですか?

S:直接的にチャリティーを啓蒙していくようなことはイベントではしていません。あくまでNOUVE™のクリエイティブ力で得た利益をチャリティーにつなげています。

T:震災後は“チャリティー”を謳ったイベントは沢山あったと思うんです。例えばノーギャラで出演者にパフォーマンスさせるものも沢山あったと思います。でもそのような風潮には違和感を感じていました。出演者に対してはちゃんとお金を払った上で、できたエンターテイメントに対してお客さんが対価を払い、その収益がチャリティーになることが一番美しい形だと思ったんです。NOUVE™では僕たちの謳っている文言が掲示してあったりはするのですが、直接的な啓蒙活動のようなことはせず、あくまで純粋に質の高いエンターテイメントを提供して、そこから生まれた収益がチャリティーに変わるというような流れになっています。

今後のNOUVE™の活動展開としてはどのようなものを考えていますか?

S:現在はまだ団体としてはフェーズ1の段階だと思っています。NOUVE™については大体10年くらいのスパンで考えていて、まずはNOUVEというブランドの認知をあげてブームを起こすことができた段階でNOUVE=かっこいい=チャリティーが結びつくようになったらいいと思っています。それまではクリエイティブの能力で勝負し、” NOUVE™”というブランドが確立できた段階でチャリティーを打ち出していきたいと思っています。

そして僕たちNOUVE™”の起こすブームで国が動くくらいに持っていきたいと考えています。僕たちがブームの先頭をきって走り次の世代にアイデアを受け継いてゆくという、いい連鎖を生み出すことを僕たちの世代から始めたいと思っています。

どのような人にチャリティーを訴えかけたいですか?またその人にどのようになってもらいたいと思っていますか?

S:若い世代の人達にもっとチャリティーの意識を持ってもらいたいです。チャリティーで支援を受けた側の人にも、次に他の誰かに支援をつなげていくという良い連鎖を広げていって欲しいと思います。
また若い世代の人達にチャリティーというものは一歩踏みだすだけでも、大きな力を生み出すことができるということを認識してほしいと思います。

近々でNOUVE™からのニュースはありますか?

T:NOUVEチャンネルという隔週での動画配信が始まります。
S:クリエイターや企業の社長さんをゲストに招いて、若い世代の子達にどのように目指す職業についたらいいかなどのアドバイスや、夢を与えるような番組を配信する予定です。

最後に読者さんや若い世代の方達にメッセージをお願いします。

S:私たちは既に出来上がっている物センスのいいものを組み合わせて新しいものを作っています。何かとチャリティーを組みあわせて動いてくれてもいいし、僕たちを動かしてくれても良いです。何かに尖っている、特化している、そんな若い世代の人が率先して動いて、世の中を動かしていって欲しいと思います。

12月21日からはUstreamの配信、12月23日にはクリスマスパーティー等
勢力的な活動が予定されている。

毎週各分野で活躍するクリエイターが2つの側面から様々な物事を解説し、最新の流行を発信していくニュージャンルな配信番組“NOUVE CH”が12/21(水)にリニューアルする。

「同じ夢を持つ若者へ繋ぐ」をテーマにFUNKY MONKEY BABYS、YUKI、伊藤由奈、JUJU、MayJ.などへの楽曲提供、プロデュース等を手がける作曲家/プロデューサーの田中隼人がメインパーソナリティーとなり、各分野で活躍するクリエイターとさまざまなトークを展開する番組となっている。

業界最新情報やリアルな現場の声など第一線で活躍するクリエイターをクローズアップする番組として、「なろうと思ったキッカケ」など、田中隼人がクリエイターに問い、若者たちへ今を伝える内容となっている。

音楽プロデューサー田中隼人氏

USTREAM
http://www.ustream.tv/channel/nouve-channel

*** NOUVE XMAS 2011 ***
Xmas Charity Program 「みんなで、サンタクロースになろう!」

今回のイベントの収益金および当日設置されるクリスマス募金箱への募金は、翌日の12月24日(土)のクリスマスイブの夜に児童養護施設の子供達のもとにクリスマスプレゼントとして届けられる予定。12/23(FRI)に東京ミッドタウンのほぼ向かいに位置する
「Mercedes-Benz Connection 2F upstairs」でラグジュアリーなパーティーを開催。
レジデントDJは作曲家/プロデューサー「田中隼人」のDJプロジェクト「Floor on the Intelligence」。シークレットゲストも予定している。

■DATE:2011年12月23日(金) OPEN 22:30~
■PLACE:Mercedes-Benz Connection 2F upstairs
■ADDRESS:港区六本木7-8-1 http://www.mercedes-benz-connection.com
■ENTRY:¥3,000 / Flyer ¥2,000
◇SPECIAL GUEST DJ:
SECRET

◇RESIDENT DJ:
Floor on the Intelligence(田中隼人)

◇DJs(A-Z):
DJ PinkBull
DJ☆YOU
JEWEL
Momoko Jin
TakehiroKamino
YURiA
and more

VJ:
KMY(DONUTZ)
VJ Blok M

【INFO】
info@nouve-tokyo.com
※20歳未満の方のご入場は固くお断りしております。

コメントは停止中です。