Interview

PEPPER + PISTOL


グラフィックの背景を持つKatrin Wiensとファッションデザインの背景を持つSilvia Hillmanのドイツ人デュオによるNYをベースに活躍するブランドPEPPER + PISTOLにインタビューした

‐あなた方の背景を教えてください

Silvia Hillmanの背景はファッションと共にあります。彼女はロンドンで学び、そこでBoudiccaのアシスタントをし、その後Edward Griffithsの下で働きました。Edward Griffithはその当時Clements RibeiroやEmanuel Ungaroのレザージュエリーを製作していました。
Katrin Wiensはグラフィックデザインとブランディングの経験を積んできました。Katrin Wiensは日本へのアートの旅から強い影響を受けています。そして彼女のパターンはクライアントであるHeatheretteやJust Cavalli, Calvin Kleinなどの為に開発し成長していきました。

‐ブランドに関して教えてください、どのようにして2人は出会ったのですか

友人であるドイツ人のスタイリストに紹介されました。私達は2人ともクリエイティブな精神を持ち新しい何かをフルタイムの仕事として挑戦する時だと感じていました。私達はクリエイティブな挑戦に飢えていたのです。それがどこへ向かうのか、どれほど深刻な事なのか考えることなく自然にブランドを始めたので す。

‐ブランドのコンセプトやシーズンテーマはコレクションイメージを表現するうえで重要だと感じますか

少なくとも私達にとってそれはとても重要なものです。私達の多様なシーズンテーマは顧客達が今何を欲しているかに寄与するのです。それが確実に私達のイメージの一部となります。異なったテーマは新しいデザインを誘発しデザインの過程を新鮮でエキサイティングに保ちます。

‐あなたの顧客はどういう人達ですか

20代半ば以降の方でファッションを楽しみ、慣習にとらわれない人達です。

‐あなたにとってデザインとはなんですか

誰かのテーストにアレンジされ特別な感情や表現を思いこさせる何かです。

‐あなたの周りで最もデザインを感じる時はいつですか

良くないデザインに囲まれている時、またはそのデザインがとても素晴らしいもので完全に畏敬の念を起させるときです。馴染みのない環境にいる時は知覚能力 が高められます。

‐グラフィックデザインとファッションに置いてあなたのインスピレーションの源はなんですか

それぞれのシーズン私達はコレクションに基づいた内容豊かな物語や陽気なテーマ、イメージを決めます。更なるインスピレーションとして私達は本や小説、写 真素材や古着などをリサーチします。ドレーピングはインスピレーションとなった写真からさらに新しいシェープを生み出しガーメントのディテールを広げま す。完成されたデザインのスケッチよりもそれはよりクリエイティブで「偶発的な」過程です。テキスタイルの要素は大きいスケールに形を変え刺繍や飾りが加 えられます。それらはまたシルクスクリーンのプリントやカラーブロッキング、さらには完全なるガーメントへのシェープへも繋がるのです。

‐ファッションとグラフィックデザインはあなた自身を表現するものですか

もちろんです。デザインとはスタイリングのようなものです。確かな感情やルックを完成させる為の要素です。それはファッションでもグラフィックデザインに置いても一緒です。タイポグラフィーを組み立てることもファブリックを組み立てることも共にヴィジュアルを組み立てるということです。

‐あなた自身の独自のスタイルを説明してください、またデザインに置いてどの部分に最も重要だと考えていますか

ファッションフォワード、ユースフルアティチュード、プレイフルしかし洗練されていること。私達は2人ともディテールマニアなんです、そして「黒」という 色をを大好きなように色を使うことも大好きなのです。スタイルは変わり得ますそしてそれもまた楽しみなのです。

‐あなたのキャリアにおいて強く影響を与えたクリエイターやアーティストはいますか

ミュージアムは常にインスピレーションの源になっています。日本のアートはグラフィックのインスピレーションです。Elsa Schiaparelliは時代の先を行っていたとても魅力的なデザイナーでした。

‐どのようにデザインを始めましたか

常に何かを作ることが好きでした

‐NYはあなた達にとって何を意味するのですか、クリエイションに置いてどのような影響を受けますか

人々は常に私達のブランドはNYぽくなくとてもヨーロッパ的なデザインのブランドだと言います。私が思うにそれは2人ともドイツ人だからだと思います。も しかしたらNYという街は私達を更にヨーロッパ人として奮い立たせているのかもしれません。私達はただ好きなことをしているだけです。でも何が心地よくそしてウェアラブルなのかというアメリカ的なクリエイションの感覚を持ってやっています。

‐NYのファッション、デザインシーンについてどうお考えですか

私達は2人とも同じ考えなのですがファッションやデザインシーンはアメリカより、ヨーロッパやロンドンの方がよりエキサイティングだと感じます。アメリカ 自体はとても商業的ですがNYはそれとは異なり想像を掻き立てられます。

‐あなたの将来のプランはなんですか

今現在物事は経済やビジネスの財政的なことばかりに偏っています。私達の計画はとても基本的なことです。セールスやプレスをもっと成長させたいと思ってい ます。

Interview, Text & Translation:Masaki Takida

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