新宿2丁目のセレクトショップ “CANDY” でオープニング ディレクター 兼バイヤーを努めた北澤 武志、オープニングスタッフ兼バイヤーを努めた佐藤 絵美子の2人によるブランド”DRESSEDUNDRESSED” 。09S/Sよりスタートした注目ブランドに迫る。
—ブランド名について教えてください
“服を着せた 服を脱がせた”という意です。
—コンセプトとルックブックについて教えてください
「二元性、対比性、対犠牲の結合、対犠するものへの自身との葛藤。つまり、異なる要素、男性らしさと女性らしさ、美と醜悪、暗闇と光、純粋と官能、未来と過去。その狭間にある線がテーマ。」です。
ニ面性と対比するという結合点を、意識しています。
男女のデザイナーであること。同じ人間から発する中の対比するものそうゆう精神的な部分の葛藤が重要視しています。
—完全にユニセックスなんですか
今期はフリーサイズでの展開で全アイテムがメンズとレディースのパターンを一元化したものになっていて、従来のユニセックスってゆうより、精神的な面でのユニセックスを意識してます。
女性からすると、芯のある強い女性像をイメージし、男性からすると、女性的な美的感覚や、美に対する欲望、そういうものを兼ね備えたメンズっていうのを意識して服作りしています。
捉える人によって、メンズかレディースか考えてくれればいいと思っています。今後はサイズ展開を考えています。
—今回は5点のみの発表ですね
そうですね。自分の手や目が届く範囲で創りたいっていうのが大きいです。今後、少しずつ表現の幅をひろげていきたいなと。
—どうして今回は黒だけだったのですか
今回のテーマがNEWBIRTHで意志というワードが大きかったです。
黒って凄い意志の強い色だと思います。
何にも染まらない色。
素材によって全然見え方が違う事、強かったり、美しかったり、上品だったり。日本人は黒髪で黒い瞳を持っています。黒が似合うと思うんです。
日本人としての誇りや意思というのは黒が一番伝わると思って。
—日本人デザイナーとしてということですよね
そうですね。
—今現在どういうお店で扱っているのですか
東京を中心に大阪、福岡、新潟で取り扱いを頂いています。
東京ではCANDY/Xanadu/ミキリハッシン/ilil/JeffhamiltonJewel
DOG_大阪/福岡、tity_新潟です。
—あの時期(2月の下旬)に展示会を開いたのはなぜだったんですか
前職のCANDY〈新宿のセレクトショップ〉をやめてすぐロンドンに行って、デザイナーのKomakinoの家にホームステイなどをしていてロンドンから戻って今あるデザインの構想を出来るだけ早く見せたいと思いあの時期になりました。
徐々にコレクションシーズンに合わせて行きたいです。
—Komakinoのところには何しにいったんですか
彼らがCANDYでEXHIBITIONを行う為に日本に来たとき、僕の家にホームステイしていたんです。彼らのデザイン、そして人柄が大好きです。
手伝いも含め、直にKOMAKINOのクリエイションに触れたかったのです。
短いですがLONDONの生活での沢山の出会いに感謝しています。
—デザインてどこかで学んだんですか
勉強という点では学校には行ってないです。もう独学に近い感じです。
CANDYの経験は大きいと思います。デザイナースから古着、、、
沢山の服に触れる事ができたことなど感謝しています。
—次のテーマはきまってるんですか
はい。次はカットソーのみではなくなります。
型数も増える予定です。表現の幅が広がり伝わりやすくなるかもしれないですね。
—コレクションには興味あるんですか
最終的にはパリに行きたいですね。僕の孫の代でパリにいけるように・・・
—孫?大分後ですね
ははは
家族経営に憧れていて 笑
—ではまず自分の代では東京ということですか
そうですね。LONDONやNY海外でも発表できればいいなと思っています。
息子や孫が18くらいのときにパリでデビューできればと思ってるんですけど・・・。笑
—今は型数を増やして実績を積んでといった感じですか
はい。
クオリティを含め、世の中に必要とされているかいないかというのは凄く大事だと思っているので(コレクションブランドとして)必要とされるようになりたいですね
—逆にオファーが来るくらい
はい。自分達を高めて行きたいなと今思って精一杯やるだけですね。
DRESSEDUNDRESSED
新宿 2丁目セレクトショップ “CANDY” でオープニング ディレクター 兼バイヤーを努めた北澤 武志, オープニングスタッフ兼バイヤーを努めた佐藤 絵美子2人によるブランド。09S_Sよりスタート。
HP – http://www.dressedundressed.com/