西麻布CALM & PUNK GALLERYでPris Collectionで作品を発表しているdevasteeのFrançois Alary(フランソワ・アラリィ)の日本初個展 “Critical Localism” が開催されます。
なお、5月24日19時より作家も来場してオープニングレセプションが催される。
モノトーンの色使い、彼の視点で切り出された要素で彼の愛する町の景色を描き出した作品。彼の手から生みだされた独自のタッチを残す作品の描画と余白。乾いた情景でありながらも微笑んでしまいそうになる独特の絵画空間をお楽しみください。
<François Alary Exhibition開催概要>
名 称 : ‘Critical Localism’
会 期 : 2013年5月24日(金)~ 6月5日(水)
※日曜休廊
5月24日19時よりオープニングレセプションを開催致します
開場時間 : 12:00 – 19:00
入 場 : 無 料
会 場 : CALM & PUNK GALLERY
東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
François AIary (フランソワ・アラリィ)
南フランス出身。パリ郊外の中世の面影の残るセンリ市にアトリエを構える。作品は、墓石や墓地等のダークなイメージを持つ物にスマイルを書き込んだり、ポップでありながらも毒のあるタッチで描かれた子供など、ダークな中にも親しみを覚えてしまう様なものが数多くある。
また、フランソワは制作活動の一部として2004年5月にファッションブランドdevasteeを彼のパートナーであるオフェリー・クレールと共に立ち上げ、パリコレクションに参加する等、ファッションの分野でも活躍し、それにより彼の作品の世界感をより一層広げる事となる。
http://www.devastee.com/
François AIary
アーティストステイトメント
僕は約31年前にフランスの南西部の田舎町に生まれました。
そこは、観光地でありながら、廃墟、石の壁、美しい墓が沢山ありました。
小さい頃から自分の周りの事について関心があり、特に自分の周りの景色に興味がありました。
今の僕の全ての作品は、生まれ育った土地を題材にしていて、自分の頭の中にあるその土地のイメージを形にしています。
基本的に僕のドローイングは、5歳の時の自分が描いたであろうタッチで描いています。
その頃から何が美しくて、何が美しくないかという事に関して自分の批判的な物の見方を発展させてきました。
それは遊び感覚でしている事だけれど、僕にとってはとても大切な事です。
Calm & Punk gallery での展示ではドローイング作品21点の発表を予定しています。
それぞれのドローイングは僕が生まれ育った具体的な場所がモチーフとなっていて、それらの場所には僕のその土地に対する強い想いが深く込められています。
ーフランソワ・アラリィ
彼の作品は、とても優しく穏やかです。擬人化された樹木や建物へ注がれる「彼がそれらに気にかける気持ち」と、「擬人化されたそれらから景色が気にかけられている様子」の二重の想いがその独特の空気感を生み出しています。そこに存在している事自体への感謝や自信、幸福感の様なものを感じられるのです。
Calm & Punk Gallery ディレクター 西野 慎二郎