ボネゲを支えたモデル達を再開しようと思った矢先に、
そういえば、henlyだな、
と思い、ここでhenlyの紹介を。
丁度今、henlyの音楽を聞いてるというのもあるので。
以前にも書かせて頂いたと思うのですが、
henlyは、恐らく生涯の友人になるだろうと、
思っているのですが、
彼は音楽家です。
音楽を作る人です。
http://www.henlywork.com
ショーに使われる音楽、その他すべてのボネゲの音は、
彼が作っています。
henlyは、頼まれればどんな音楽でも作ります。
どんなイメージからでも音を作りだす。
いつもボネゲでは、新作の言葉、イメージ、ファブリック、テクニックの話しのみで、
音楽はロックでとか、エレクトロで静かな、とか
そういう指示は一切ありません。
というより、henlyにそんな指示をしたら、
もったいないんです。
彼の世界観を羽ばたかせるのは、yes か noの評価だけで十分。
ヘアデザイナーの加茂さんが、ギャルソンのジュンヤさんに言われていた事を
まるまる使わせて頂くと、
「あなたも、デザイナーですよね?」
ということなんです。つまり同じクリエーターだからこそ、
私も驚きたいし、日本はイメージの道筋(◯◯っぽくやればいいか)を求められるけど、
そんなのナンセンスなんですよ、特にhenlyみたいに、
自分の中に世界がある人は。と、私は思ってるんです。
だから、究極を言えば、新作のテーマは「 I melt 」以上。
でもいいくらいだと、私は思ってます。
それでも彼は、きっと作ってくる。だから任せられるんだと思います。
そしてそんなhenlyは来年、パワーショベルというなんともおしゃれなレーベルから
デビューすることになりました。
http://www.powershovelaudio.jp
友人として、傍らで長年見させて頂いた一人として、
非常に嬉しく思っているし、
彼のセンスには、
嫉妬すら覚えます。
それは、グラフィックにもよく出ていて、
新作の13SSのグラフィック、DMデザインは、
henlyによるものでした。
かれは何でも出来るんですよね。
さらっとやってしまう。
それが嫉妬すら覚えると言う所以です。
ひょうひょうとしていて、淡々としていて、
ユーモラスで、さりげないセンスとアイディアが溢れていて、
彼が嫌いだと言う人は、この先でてくる気がしないのです。
他のショーでも、彼の音楽を使いたいと言う人が出てくればいいのになと思います。
ボネゲだけでかこっているわけじゃないんですよ。
むしろモデルも同じ事が言えるのですが、
全員で大きくなる、成長する媒体がボネゲなんです。
まさに今、その流れの中にいると思います。
つまりボネゲは、みんなが自然に集まる、集合場所みたいなものです。
その集合場所の目印が、Olgaだというイメージです。