いつもやってた受注会を
Etw.Vonneguet JAPAN TOUR 2011 という名前にしたのは
いつか47都道府県をまわりたいなあというやんわりとした目標と、
一つ一つの受注会を少しずつ充実させて行きたい(継続は力なりで)があるからで。
何かが一つに繋がるイメージがずっと自分の中にあったんですね。
これにはお店さんの承諾が必要でしたし、
ご協力いただけて本当に感謝しております。
ボネゲを取り扱って下さってるお店さんは、
間違いなく、素敵なところばかりです。
いや、本当に。
これからも「場所」と「人」と「服」による化学反応というか、
そういうのをもっと見てみたいなと、個人的に思ってます。
まだまだ、知らない人はたくさんいるわけですから。
存在の証明コレクションは、実質来年の夏まで続くわけです。
つまりロングプロジェクトなんですね。毎シーズンが。
いつも考えてるんですけど
この世にファッションが好きな人って何億人いるんですかね。
そこには越えられない絶対数というものが
存在していると思うんですよ。
どんなジャンルにも。どんなカテゴリーにも。
それが時代という波によって変動しているだけで、
ある一定の比率で必ずあるはずなんです。
私がこの職業にいるのは、
人間そのものに興味があるからなんだろうなと、思うんですよ。
ファッション史や、服装造形学を経て、社会学とか、集団心理学とか。
なんか話しかなりズレましたね。
つまりはもっといろんな人に会いたいなーということなんで。
まだまだ、知らない人が、出会った事も無い人がいるはず。
色んな空気を吸い、色んな場面に遭遇したい。
人一人が考えれる事とかやれる事って限られてるんですよね。
10秒で富士山登れませんから。
ものすごく昔に、
「自分のデザインでマスターベーションしてるんだ、お前は」
と言われたことがあって、
言われた時は本当に腹立ちましたけど、
今は、すこしわかる気がするんですよね。
誰からも必要とされない服を、綺麗な生地を切り刻んで作っていたんだ。と。
それを結局押し入れの中で、日の目もみることなく、殺してしまったんだと。
それに気づいた時、ものすごくショックでしたね。
考え方はさまざまでしょうけどねえ。
Etw.Vonneguetはどこにいくんですかね。
やりたいことがたくさんあるんですよねえ。
でも間違いなく、その先には自分以外の誰かが居るなあと、思ってます。
それは決して、マスターベーションではないと、今は断言出来る、気がします。
あと、また改めて書きますが、新作のコレクションモデルの募集を開始しました。
気がつけば三回目です。
http://etw-vngt.com/12AW/12AW-WANTED