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Olga/Etw.Vonneguet

Olga

Fashion maison Etw.Vonneguet(エトヴァス・ボネゲ)
creative director / designer

KEYWORD///
Japan fashion week in tokyo →Etw.Vonneguet
digital fashion show,3DCG,new method of creation,web direction, UI design,
iPhone APP direction, Salyu

デジタルツールを使った新しい服づくりへの挑戦と、ファッションの新たな視点を提案している。服を媒体とした人と社会への意味的デザイン活動を理念としている。Olga個人としては、WEBディレクション、UIデザイン、iPhone appディレクションも行う。国内外アーティストの衣装提供など、近年では歌手Salyuのツアー衣装製作ディレクションなど。11th japan fashion weekから東京コレクションに初参加。

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11AW[Symbolic]後

Olgaです。

11AW[Symbolic]ショーが3/22表参道rinにて行われました。

やっと落ち着きました。まだ終わってないですが。
まだメール、メッセージ返せてない方、すみません、
その前にどうしてもここで書かせて頂きたい事があります。

11AW[Symbolic]にご来場、御視聴いただいた皆様、
本当に有り難うございました。

ショーが終わった後も、ショーをやる前も、
批判は一つもありませんでした。
あっても貫いたと思います。

結局、応援のメッセージだけが沢山届いて、
被災地の取り扱い店舗や、お客様でさえ、
応援の声を沢山いただいて。
本当に本当に有り難うございました。

ショーの最後にデザイナー自身が髪を切るという行為は、
あくまでこういう状況だからこそ、
ある意味で「裸」にならなきゃいけないと思いましたし、
震災前は顔出しもするつもりもありませんでしたが
伝えたかったんですね。
なんか、隠す時ではないし、
今この「日本最大の危機」と言われている状況に直面して、
ちゃんと私自身が私として闘う姿勢を
見せたかったんですね。身を挺して。

「なんでショーを開催しようと思ったんですか?」と、

すごい聞かれましたけど、
私にとっては、これが正しい事だからとしか
言いようがなくて、
こんな状況でも「動き続けることを止めない」人たちと、
全く同じ動悸で。
これが私の仕事だからと
強く思います。

そうすることで、必ず何かが開くと
信じていたし、
スタッフも、モデルも、boyさんも、
きっとついて来てくれると
信じていました。

実際、やる、と宣言してから、士気は高まる一方で、
「オルガさん、やりましょう」
「僕はついていきます」
こんなに一丸となった、勇気あるメンバーに対して、
感謝しかないです。愛しかないです。

みんなわかっていたとおもいます。
「必ず何かのためになる」
ということを。信じていたと思います。

今この状況で、人のために、自分なら何が出来るんだ?
ということを考えない奴なんていないです。

私が今最大限やれる事は、
チャリティーTを出す事なのか?
義援金をだす事なのか?

色々考えた末、
ショーをJFW期間中に開催する姿勢を見せる事。
どんな状況になっても、信念を曲げずに立ち向かう事。
この先も、時代や、状況もめまぐるしく変わって行く中で
苦しい時は必ずやってくる。
たとえそういう時でも、仲間を信じて、現実を受け止めて
100万通りの解決策を考え、最善の方法を堂々と責任を持って実行すること。

こんな状況だからこそ、協力し合い、人を愛する事。

ショーをやることを決断したのが私のブランドだけになったのは偶然ですし、
自分にとって、今すべき事、と判断したが故の行動でした。
他のメゾンさんは、各メゾンなりに出した正しい答えだったと思いますし、
それを批判するつもりは毛頭ありません。

また新しい明日がやってきます。
戦争中でも赤ちゃんは生まれます。
芝生がどんなに荒れてても、ボールとゴールがあればサッカーは出来ます。

それぞれがそれぞれの形で今すべきことを。

それは
募金をする事かもしれないし、
節電する事かもしれないし、
今傍に居てくれる家族や、大事な人に対して改めて「ありがとう」を言う事かもしれないし、
どんな状況でもいつも通り、お店を開ける事かもしれないし、
ショーをやりきる姿勢を見せる事かもしれない。

私は日本に未来があると信じてます。
たとえゆっくりでも、私は諦めたくない。

最後に、チームボネゲ。最高です。
みんな、愛してます。本当にありがとう。

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