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Olga/Etw.Vonneguet

Olga

Fashion maison Etw.Vonneguet(エトヴァス・ボネゲ)
creative director / designer

KEYWORD///
Japan fashion week in tokyo →Etw.Vonneguet
digital fashion show,3DCG,new method of creation,web direction, UI design,
iPhone APP direction, Salyu

デジタルツールを使った新しい服づくりへの挑戦と、ファッションの新たな視点を提案している。服を媒体とした人と社会への意味的デザイン活動を理念としている。Olga個人としては、WEBディレクション、UIデザイン、iPhone appディレクションも行う。国内外アーティストの衣装提供など、近年では歌手Salyuのツアー衣装製作ディレクションなど。11th japan fashion weekから東京コレクションに初参加。

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002/モラトリアム

10代のとき、

特に中学生のとき、

何を考えながら生きていましたか。

どんな音楽を聴いて、

どんな人に惹かれましたか。

どんな景色の中で、

何を叫びたかったですか。

大人はどんな生き物だと思ってましたか。

こんな奴にはなりたくない、と思っていた頃と、今の自分はどうですか。

どんな服装をしていましたか、

それはどんな雑誌から影響されましたか、

誰になりたかったですか?

だれに共感して、

誰を目指しましたか、その先で、自分は

どういう色、形を

想い描いていたのでしょうか。

モラトリアムという時期は、

とても魅力的であり、暴力的です。それは、内側へも外側へもむけられるもので。

人生八十年と言いますが、

14、5歳あたりで、残り60年を決めてしまうような

出会いや変化を経験する人が多いと思います。

モラトリアム。

葛藤、孤独、希望、不安、自分と周りとの距離。

自分自身にむけられる、暴力的なエネルギー。

イノセントで、何かが渦巻く、

複雑な色と、形と、その時にしか出せない

シッルエットがある。

私は未だに、モラトリアムから抜け出せずに、

もがいているような

でもそのもがいているという事が、

凄く重要な行為であることは、わかっている感じがします。

だから真っ暗な中の、僅かでもシャープな光に、

惹かれるのかもしれません。

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