Blog

Olga/Etw.Vonneguet

Olga

Fashion maison Etw.Vonneguet(エトヴァス・ボネゲ)
creative director / designer

KEYWORD///
Japan fashion week in tokyo →Etw.Vonneguet
digital fashion show,3DCG,new method of creation,web direction, UI design,
iPhone APP direction, Salyu

デジタルツールを使った新しい服づくりへの挑戦と、ファッションの新たな視点を提案している。服を媒体とした人と社会への意味的デザイン活動を理念としている。Olga個人としては、WEBディレクション、UIデザイン、iPhone appディレクションも行う。国内外アーティストの衣装提供など、近年では歌手Salyuのツアー衣装製作ディレクションなど。11th japan fashion weekから東京コレクションに初参加。

WEB---→Etw.Vonneguet
TWITTER---→Etw.Vonneguet twitter
iPhone APP---→{-ish}
FACEBOOK---→Etw.Vonneguet facebook

DIGITAL FASHION SHOW / 図形は情報

前回から引き続いて、面白いデザインプロセスを探していた私は、
パターンの生成にデジタルツールを導入するようになって行きました。

凄くシンプルに考えると、パターンは、「図形」です。

「閉じられた線であることが、最低限必要である」というところまで立ち返ってみました。
次に必要なのは、人が着ること。となると穴が三つくらい必要です。

くび一つ+うで二本=3つの穴。+足二本?とか色々あります。=5つの穴。

そのくらい、立体裁断や、図形としてみた時のパターンの可能性は、私にとって非常に魅力的でした。それをいかにして面白く作ろうか。落書きでもいい。
でも落書きもいいけど、もっとスマートにやりたい。その頃から紙を使って製図する平面製図や、原型というものからどんどん離れて行きました。理由はひとつだけ。

「紙を使っているから」

あり得ませんよね。そんなの。あり得ないです。でもしっくり来なかった。デザインお越しという視点からはピンと来なかった。(※でもパタンナーさんの能力は凄まじいです。それはまた後日。)

でも今現在、紙媒体のマーケットは縮小しつつあります。わたしもDMやカタログを刷る事に抵抗があります。私がもらっても最後の最後には捨ててしまうからです。紙を使うということ自体に、数年前から違和感を感じていたんだと思います。

図形もいわばデータ(情報)です。x軸、Y軸の座標値で表すことも出来ます。
先述のマリーとのコラボ作品のころから、パソコンでドレーピングするようになって行きました。

つまり、最初の図形を起こす事から。

それが私には面白くてしょうがなかった。

そこから色々あって、下記のような作品ができました。

最後の最後には、トワルを何度も組むということも、ショートカットしてしまったのですね。

私は新しいカッティングラインの引き方、もっと自由なシルエット、もっと自由な服の作り方、表現の仕方があると思っています。

だから、「?」と思う物は全て切り捨ててみたかったんですね。私のやり方で。

英訳はまた後日。

コメントは停止中です。