はじめまして。
蘆田と申します。
今日からここでBlogを書かせていただくことになりました。
建築の設計をしています。
現在は、個人の住宅や商業施設、地方の公共施設や海外の博物館、橋や道路のデザイン、大規模再開発の都市計画などいろいろなことにたずさわっています。
規模でいうと数十㎡から数百haまで。場所で言うと、東京を中心に国内で、はたまた中国まで。
そんなことをやっている人間なのですが、ファッションとはあまり関係のない仕事をしていて、この業界についてもそんなに詳しくないので、このような場所で書かせていただくのは場違いなようで恐縮しています。
とはいえ、ファッションと建築は、そのスケールやマーケットを考えると一見遠い関係のように見えますが、実は非常に近い存在だと思っています。
建築の設計というものは「暮らす」という極めて身体的なスケールから、人の交流が行われる場所やその集積である都市という社会的なスケールまでを扱い、そのあり方をデザインすることです。
実際、前述したような関わっているプロジェクトも、まさにそのスケールの差を体現したようなものになっています。
日々そのようなスケールの思考の横断をしているといろいろ考えるところが多いです。
ファッションデザインも作り出される一つ一つの服やアクセサリーは、身体性に対するそれぞれの回答ですが、そのデザインがたとえばコード化されたりするとそこに社会性という問題系が発生することになります。
そういう意味では、作り手は双方とも身体性と社会性の間を揺れ動きながら、デザインというモノの形を固着させる行為を通して、自らの立ち位置を定めるとともに、人間の行為を規定していくといえるのです。
もちろんこの話はプロダクトなど他のデザインにも当てはまりますが、人間の営為の根源的な部分に関わるのは、ファッション(服飾)と建築だといえるでしょう。
たとえばそんな視点から、建築をやってる立場でファッションを取り巻く周縁について思うところを書いていきたいと思っています。
そして、できればファッションをやっているみなさんのご意見もうかがえれば、なおうれしいかぎりです。
ファッションにたずさわっている方で建築に興味のある方もそうでない方も、これから末永くご笑覧いただければと思います。
それでは、よろしくお願いします。
建築家の視点からのファッション。今までありそうでなかったことだと思います。蘆田さんのブログ楽しみにしております!
というか、いきなりでびっくりしましたw
大久保さん、さっそく見てくれたんですね。
ありがとうございます。
ご縁あって書かせていただくことになりました。
ファッションはそんなに詳しくないので、何が書けるかわかりませんがw