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Hachi / BALMUNG

Hachi / BALMUNG

「都市と人間との関係の中から触発され循環する過程である。
 都市と人間との関係の中から触発され生産された結果である。
 都市と人間との関係の中から触発され原動力とする探求である。
 都市と人間との関係の中から触発され積み重なる研究である。」

概念としての「灰色」を表現したい。

1984年生まれ福岡出身。高校過程で電子制御工学科、服飾学校で服作りを学んだ後、自身の服作りBALMUNGを始める。
2008年友人たちと空間展示会「dinner」を行ったことにより初めて服を発表する。
2010年にパリの展示会に初参加。
2011年にロンドンでインスタレーション発表。



→ http://www.balmung.jp

力学という言葉を聞いて

蘆田マサトさんのブログでいう「力学」というものを受けて。

「ファッションデザインとは、支えられるものがその時々によって異なるという偶然性に依存するものと言えるのです。」
あぁ、支えるという意味で言うなら”カルチャーの背景として存在する想像力や論理”によっても支えられているなぁ。
と思いました。

価値 を 力学による集積
と捉えるのも面白く、新しく多様化していくうちに
y=x+a
であったものが
y=xz+a
のようになっていくこの変化(多様化とはこういうこと)を「新たな力学が現れた」というふうに言葉に与えられて言っているようです。
ぼくはもともとイメージ的にこういう数式的というか、グラフ的に捉えていたものをあらためて”言葉”で捉え直されたときに、少しハッとする想いです。
イメージで捉えていくことと、記号による論理による展開というのは似て非なるものだなとも再認識。
まさしく右脳と左脳ぐらいに近くて遠い。

ちなみにぼくの考えなのですが。
新しいものが生まれて、その新しいものが理解できないという場合、大体の場合はその観測者は上の式”y=xz+a”のこの新しく現れた”z”を認識できずに扱えないために、どうがんばっても解にたどりつけないというものです。
おばあちゃんが孫に向かって「あんたそんな穴の空いたジーンズなんて履いてみっともない」なんて言葉を投げかけるのはつまりこういうことです。

ものごとには色々な”道”があるもので。
まだまだ面白いなと思いました。
新たな発見を与えてくれる機会に感謝。

夏の読書感想文のような。笑

http://twitter.com/hachiBALMUNG

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