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Hachi / BALMUNG

Hachi / BALMUNG

「都市と人間との関係の中から触発され循環する過程である。
 都市と人間との関係の中から触発され生産された結果である。
 都市と人間との関係の中から触発され原動力とする探求である。
 都市と人間との関係の中から触発され積み重なる研究である。」

概念としての「灰色」を表現したい。

1984年生まれ福岡出身。高校過程で電子制御工学科、服飾学校で服作りを学んだ後、自身の服作りBALMUNGを始める。
2008年友人たちと空間展示会「dinner」を行ったことにより初めて服を発表する。
2010年にパリの展示会に初参加。
2011年にロンドンでインスタレーション発表。



→ http://www.balmung.jp

ネオローカル。

これからの本当のグローバルなレベルでの場であり現実であり基本的な秩序である1番目の土台は「ネット上」、その上に在るファンタジックな非現実であるのがローカルであり地域性やコミュニティ性2番目の土台であるのはつまり目の前の「自分の現実」である。
今までの一般的なグローバルとローカルの感覚的認識から内外逆転となる。
しかしそのローカルの中に物理的に近くして住んでいるみんなはそれぞれが違う属性や世界やコミュニティを持っているので、今までの地域社会以上に、ネットが社会にもたらすものは「他人がさらに他人として距離が遠くなる」というようなこと。今まで以上に”無関係”な関係性が強くなる。
多層化はさらに進む。オタクの社会への台頭は(逆に考えれば総オタク化)、ローカルにとってのこの多層化が生む連帯の必然性や根拠とその実効力が、分散もしくは無くなることによって出来た”穴”みたいなところから見えてきた新しい関係性だと思う。
だから服でいうところの”トレンド”みたいなものは、今までは表面的な部分に存在していてそれは流動するしそしてそれを読み取っていくことが”楽しむ”ことだった。でもこれからのトレンドってもっと深くて内面的であまり流動しないし非刺激的で見えづらくなって”楽しむ”ものでなくなるのでは。

と、そんなふうにぼくが考える”これからのローカル”にとっての「服」とはどのようなものなのか?ということを試行錯誤できればなと考えています。
服はローカルなものだから。

http://twitter.com/hachiBALMUNG
http://balmungtokyo.tumblr.com

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