こんにちは、水野です。
今日は、2.0についてちょっとかいてみたいと思います。
先日、山崎泰寛さん、藤村龍至さん、岡田栄造さんらが「アノニマスデザイン2.0」と題した
シンポジウムを京都と東京にて開催されてました。
http://togetter.com/li/255894
トゥギャりを追ってみてみると、匿名性と署名性を工業化社会における柳宗理の活動から
情報化社会における今日にデザイナー・建築家の職能と関連づけつつ話が展開されていること、
ファシリテータとしてのあり方などについての話などがあります。
アーキテクト2.0も含め、興味深い動きです。
また、イタリアではAutoprogettazione(エンツォ・マーリのオープンソースファニチャー)の
2.0版も展開され、ミラノサローネで紹介されました。
http://www.domusweb.it/en/news/autoprogettazione-20-on-display/
Autoprogettazione (Self-Project)は、セルフビルドを考えるプロジェクトです。
以前にはAAにおいてAutoprogettazione Revisited という展覧会なども開催され、
情報化社会におけるデザインの署名性について展開されているようにも思えますが、
アノニマスデザイン2.0とは異なる位相において話が展開されているようです。
「集合知、派生知、淘汰知」というモデルをふまえ
「アルゴリズミック・デザイン」と「パーソナル・ファブリケーション」の
あいだを考えることはかなり重要であろうと思ってます。
僕個人としては、アーティストとアーキテクトのあいだにいるガーデナーや一般市民について
ちょっと考えを整理できたらと思ってます。
ちょうどFabLab Japan発起人の田中浩也さんが「FABLIFE」を、
そしてクリエイティブコモンズの活動にも関わられているドミニク・チェンさんが
「フリーカルチャーをつくるためのガイドブック」を出版されたこともあり、
盛り上がりをますます見せつつある状況になってます。
web2.0から展開する双方向のプラットフォームや考え方は実に様々ですが、
かたやファッションになるとどんなものがあるでしょう。
ちょうど装苑がDIY特集をやっているということで見てみたら、
DIY GIRLのスタイル紹介と、Yohji Yamamotoのシャツパターンが掲載されていました。
僕はてっきり
http://craftzine.com/
のような内容をその見出しから予想してましたが、若干違っていたようです。
マーケティング2.0から3.0にバージョンアップする可能性もふくめ、
ファッションにおいて2.0はどういう意味なのかを捉える機会があると
いいなとおもいつつ、いろいろ画策中です。