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contemporary creation+

contemporary creation+という東京・吉祥寺にある、ファッションとアートの境界線を辿る、
博物館のような美術館のような小さなショップをやっています。

contemporary creation+
武蔵野市吉祥寺本町2-31-2-101
tel+fax 0422-20-8101
http://www1.parkcity.ne.jp/ccplus/
open=12:30~21:00 月+金=休 (祝日の場合は営業)

サッカー日本代表(ザックジャパン)のボランチに必要な選手は誰か?

サッカー日本代表(ザックジャパン)のボランチに必要な選手は誰か?

サッカー日本代表ザックジャパン ウルグアイ戦徹底分析1/2
http://changefashion.net/blog/ccplus/2013/08/17125639.html
のつづきです。

コンフェデ、ウルグアイ戦とサッカー日本代表は大敗し、悲観論が渦を巻いているようですが、もう一度、ロンドン五輪代表を見てみる必要があると思います。

ロンドン五輪代表(関塚ジャパン)は、アジア大会、ロンドン五輪と公式戦を12戦闘って、9勝1分け2敗
23得点6失点

アジア大会優勝
ロンドン五輪 ベスト4 です。

堂々とした成績です。

しかも、体力が消耗し、ケガ人が続出して負けた準決勝のメキシコ戦までの公式戦の成績は、
10戦して、9勝1分け 22得点1失点の驚異的な成績です。

10戦して、1失点しかしていないのです。

日本は守備能力が低いと、本当に言えるのでしょうか?

ロンドン五輪の代表は18名、ワールドカップの23名と比べると5名も少なく、最終的には消耗して負けた感はありましたが、これが23名だったら、また別の結果を生んでいた可能性もあるでしょう。

ロンドン五輪の決勝で、ブラジルを圧倒したメキシコに対して、本番前の壮行試合では圧倒し、勝利したのは日本代表でしたし、スペイン攻略法を実践して圧勝したのも日本でした。

今、思い出しておくべきでしょう。

サッカーロンドン五輪代表関塚ジャパンメキシコ戦詳細分析
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2012/07/22/6519012

遂に歴史的勝利!関塚ジャパン サッカーロンドン五輪日本対スペイン戦詳細分析
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2012/07/27/6524094

さて、サッカー日本代表の改革案ですが、肝心のボランチです。

先日行われた東アジアカップでは、遠藤+長谷部以外のボランチが試されたわけですが、世間の目は、やれ柿谷だ、豊田だという方向に行っていたわけですが、当ブログが一番見たかったのは、守備の面です。

で、どの試合も2失点や3失点。守備の面での評価は少なかった。一方、攻撃の選手の収穫は多かったというのが、世間一般の評価でした。

そんな中、当ブログが注目した試合があります。

それが、第二戦のオーストラリア戦です。

サッカー日本代表 ザックジャパン 東アジアカップ2戦目のオーストラリア戦 分析
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/07/27/6924144

この試合、日本代表は、BチームのこれまたBチームという、言わば、Cチームで望んだわけですが、途中まで実に素晴らしい試合をしました。

はっきり言って、今年の日本代表の試合の中で、ベストだったのでは?とも思えます。(途中までですが。。)

では、ほとんど初めてのメンバーが集まって、わずか5日。なぜ、そのような素晴らしい試合運びが出来たのか?

その一つの理由として、このC代表が、ロンドン五輪のメンバーを中心としていたことが挙げられます。

先発の
     豊田
斉藤   大迫   山田大   
  扇原   高橋秀
徳永 千葉 鈴木大 駒野
     権田

この中の、斉藤、扇原、徳永、鈴木大、権田の5名が、ロンドン五輪ベスト4のメンバーで
大迫は、本番は招集されなかったとはいえ、予選を闘ったメンバーでした。
この試合のメンバーは、五輪代表が中心となっていたのです。

で、もう一度、守備を中心にビデオを見てみました。

すると、見えてきたのです。

扇原という選手の素晴らしさが、です。

当ブログは、関塚ジャパンが始まった頃から一貫してロンドン五輪代表のサッカーを見守ってきたわけですが、はっきり申し上げて、現在のフル代表よりも、ロンドン五輪代表の方が、世界に通用するチームであると思います。

ただ、その中にあって、扇原選手は、正直、守備の弱さを克服するのに時間がかかり、ブラジルワールドカップは無理かな?その次かな?ポテンシャルはあるけど。

という見方でした。

しかし、当ブログが思っていたよりも早く、扇原は成長しているようです。

『動き出しが早い』

特筆すべきなのは、『動き出しが早い』ことです。

味方がボールを保持している時は、素早く、パスコースに移動している。

そして、状況を見定めながら、無理せず、バックパスなども効果的に織り交ぜてゲームを作り、時折効果的な縦パスやサイドチェンジをする。

サイドチェンジのパスも正確です。

だから、ボールを失わないのです。

結果的に、チーム全体の『時間のマネジメント』が出来ている。
オーバーペースで息切れしない効果を生んでいる。

肝心なところで力が発揮出来るのです。

そして、守備においては、的確に相手のパスコースを消し、危険なスペースをケアしている。

その動きだしが早いため、ほとんど移動せずにちんたら歩いているように思えるが、そうでは無いということです。

適切な位置にポジショニング出来ているために、ピンチにならないということ。

これは、視野が広く、状況判断が的確で頭が良い。
そして、プレービジョンがあるということです。

ブラジルワールドカップは暑いです。

選手達は、より効率的な動きを求められます。
90分間フルスロットルは無理です。

その際に重要なのは、ボールを保持しながらペースを落ち着かせることであり、緩急をつけるということです。

そして、守備の際には、前で取りきってショートカウンターも大事ですが、90分間は続きません。
その際に、きちっとパスコースを消し。スペースを埋められる守備をする扇原選手の能力は生きると思います。

日本代表は、攻撃的な時間帯に遠藤+香川を投入し、通常は扇原のボランチを軸にやってみる必要があるのではないでしょうか?

身長が184センチと大型の扇原は、ボランチを組む相手を、いつも組んでいる山口蛍や、東アジア大会で組んだ高橋秀人、それから、長谷部や細貝とも上手く共存出来そうです。

もちろん、4−3−3のアンカーとしても適任だと思います。

グアルディオラ監督は、バルセロナの監督になってから、まず、ブスケッツをピボーテに抜擢しました。

今、抜擢すべきは、扇原かもしれません。

当ブログは、ディフェンスラインを基本的に低く設定することには反対です。

もちろん、常に低くしてはいけないということではなく、低く設定する時間があっても良いわけですし、必要だとも思うのですが、日本人の身体的な特徴を考えたら、ある程度ディフェンスラインを高く保ち、中盤をコンパクトにすることを基本に置いた方が、日本人の身体的なメリットを活かせるはずということです。

そのために、ディフェンスとトップの選手には、世界レヴェルのスピードを持つ選手を入れておくべきということです。

日本人は、イチローに見られるように、30メートルまでのスピードでは世界最速なのですから、世界最速クラスのフォワードを相手にしても、スピードで負けることはあり得ないのです。

イングランド代表で最もスピードがあるとされるウォルコットを長友は完封していましたし、ブラジルのネイマールのスピードも内田が対処出来ていました。

一方、永井選手のスピードに対処出来るセンターバックは、何人居るでしょうか??

そういうことです。

そして、ディフェンスラインを高く保つためには、ボランチやサイドバック、そしてセンターバックやゴールキーパーに、確かな技術と判断力と勇気が必要になってきます。

そのために、長谷部か細貝のどちらかを最終ラインに入れる。(センターバックかサイドバック)

鈴木大輔をセンターバックにするという方法もあります。

ゴールキーパーは権田が良いのでは??

たとえば、ロンドン五輪をベースに、本田+岡崎+長友+長谷部を加えて

     永井
清武   本田   岡崎
  山口蛍   扇原
長友 吉田麻 鈴木大 長谷部
     権田

で、負けていたら

後半15分

     
岡崎   香川   本田
  遠藤   長谷部
長友   扇原  山口蛍
   吉田麻 鈴木大 
     権田

または

岡崎   香川   本田
  遠藤   清武
長友   扇原  長谷部
   吉田麻 鈴木大 
     権田

こんな感じでハイポゼッションのサッカーをやれば良いのでは??

20分間限定のハイポゼッション

で、まだ負けてたら、最後トゥーリオを投入。とかね

   吉田麻  トゥーリオ
岡崎   香川   本田
  遠藤    長友 
     山口蛍
   鈴木大  長谷部
     権田

勝ってても、トゥーリオ投入で逃げ切り

     永井
長友   本田   岡崎
  山口蛍   扇原
鈴木大 吉田麻 トゥーリオ 長谷部
     権田

     永井 柿谷(香川)
岡崎 山口蛍 扇原  本田
長友 吉田麻 トゥーリオ 長谷部
     権田

こういう考え方も出来ますよ。

『日本はこういう試合のやり方しか出来ない』という思い込みを捨て、こういうやり方も出来るし、ああいうやり方も出来るし、そういうやり方も出来るから日本のサッカーは強いという風にしていかないと駄目だと思いますよ。

五輪代表は、準決勝で力尽きるまでは、極めて強かったです。

ザックジャパンは、イタリア戦の前半は良かったでしょ。

組み合わせれば良いんですよ、組み合わせれば。

text by

contemporary creation+

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