さて、久々にサッカーの話題
ワールドカップアジア最終予選の前半最後の試合は、ホームでイラクと戦い、1−0の勝利
2014年ワールドカップ アジア最終予選 第4戦
9月11日(火)19:30 / 会場:埼玉スタジアム
GK: 1 川島永嗣
DF: 3 駒野友一
2 伊野波雅彦
5 長友佑都
22 吉田麻也
MF: 7 遠藤保仁
17 長谷部誠(cap)
4 本田圭佑
FW: 18 前田遼一
→ 11 ハーフナー・マイク(後半45分)
9 岡崎慎司
8 清武弘嗣
→13 細貝萌(後半44分)
前田
清武 本田 岡崎
遠藤 長谷部
長友 伊野波 吉田 駒野
川島
ハーフナー
本田 岡崎
遠藤 細貝 長谷部
長友 伊野波 吉田 駒野
川島
この試合、懸念材料がいくつかありました。
一つは、香川のコンディション
もう一つは、長谷部のコンディションと試合感覚
そして、もっとも懸念されたのは、センターバックの伊野波の調子でした。
今野と栗原が出場停止の今回、ふつうならば、伊野波で何の問題も無い(むしろ、ホームのイラク戦ならば、カウンター対策としてうってつけ)
しかし、伊野波は、右膝を傷めており、なおかつ、所属の神戸でボランチで使われていることが多く、ラインコントロールとポジショニング、連係がイマイチでした。
ですが、伊野波が怪我を乗り越えて守り切ってくれた、ビルドアップを支えてくれたことが、この試合の勝因の最大の一つだったと思います。
序盤、セットプレーで何度か危ない場面がありましたが、ここは、本田や前田といった守備が強いフォワードの選手達が、修正してきました。
本田や前田は、前線からの守備が強いというだけでなく、セットプレーでの守備も大変強い。
そのあたりが、ザックジャパンの強さを支えていると思います。
そして、イラクのジーコは、予想通り、長谷部と遠藤の2人を徹底マークしてきます。
本田も徹底マークです。
こうした際に、香川ではなく、清武を使った意味が生きて来ます。
パスの出所が、まだあるわけですから。
こういう状況になると、当然のことながら、センターバックのビルドアップ能力が問われてきます。
ジーコの狙いは、長谷部と遠藤の2人への縦パスでした。
これをカットされないように、センターバックから両サイドへ展開し、サイドから崩していく。
こうした対処が出来たからこその駒野→岡崎→前田の得点であったと思います。
彼ら3人で崩したのは偶然ではなく、長谷部と遠藤と本田が徹底マークされていたが故の、得点だったと思います。
日本は、選手全員の総合力で勝ったわけです。
イラクは、非常によくがんばったと思います。
最終的には、サイドバックの1対1の能力が不足していたのが敗因だったように思います。
ここ3試合の収穫としては、細貝の躍進というものが目につきますね。
ポジショニングですね。
そして、危険な芽を見つける目ですね。
それが良いです。
長谷部を凌駕しそうな気配が漂ってきています。
この試合、懸念された長谷部もよく頑張りましたが、不動とされてきた長谷部+遠藤のコンビを脅かす存在としての細貝の躍進というのは、非常に良いですね。
しかも、ほとんど試していなかった4−3−3にめどが立ったのも、良かったと思います。
今回のマンオブザマッチは、長友と岡崎と川島の3人でしょうか?
いずれにしても、ワールドカップアジア最終予選の前半4試合で勝ち点10
ワールドカップ本戦出場へ、また一歩階段を登ったと思います。
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