Blog

AKIRA NAKA

AKIRA NAKA

アメリカ在住時にテイラーに出会いデザインを始める。アントワープ王立芸術学院在学中にイェール国際モードフェスティバルに参加。その後アントワープにおいてニットデザイナーに師事。21_21DESIGN SIGHT, ROCKET GALLERY等でプレゼンテーションを行う。08年JFWにおいてコレクションを行う。
→ AKIRA NAKA

たまごの味と建築と

洋服についての批評、建築についての批評
ふつうに読んでいると何か違和感がある

ほとんどの批評は創り手に対してそれを見た方や
そのフィールドに関係している方が出来たばかりのモノに対して
感想を述べる。

でも料理番組は違う。
”いやぁーこの卵焼きの作り方とコンセプト最高ですねぇ”
なんて言った日には放送事故間違いなしだ。

味は?である。

住吉の長屋にしても、住んだ人の批評はほとんど行われていない。
(施主の愛が合って成り立ってるんだよ!と仰りたい方私も同意見です)
僕の尊敬する建築家の方々の家々も同じ。

本来服は飾るものではなく着るもの。
家は眺めるものではなく住むもの。
であれば、そこ(味)も含めるのが本来の批評ではないのだろうか?
(批評は創作への意見、議論の発生を〜と思われている方スミマセン)

創り手の意見やコンセプトはあくまで創り手の中にあるもの。
誰もコンセプトを追求する為にモノをつくってはいない。
着る人、住む人へ何らかの価値を提供していく、ただそれだけの事。

新建築 築1年後住宅特集 なんてあったら絶対買いだ。

創作の意図が見える方々の気持ち、それにプラスしてそんなの分からないけど
着てますよ/住んでますよ的な方々の素朴な意見も聞いてみたい

コメントは停止中です。