洋服についての批評、建築についての批評
ふつうに読んでいると何か違和感がある
ほとんどの批評は創り手に対してそれを見た方や
そのフィールドに関係している方が出来たばかりのモノに対して
感想を述べる。
でも料理番組は違う。
”いやぁーこの卵焼きの作り方とコンセプト最高ですねぇ”
なんて言った日には放送事故間違いなしだ。
味は?である。
住吉の長屋にしても、住んだ人の批評はほとんど行われていない。
(施主の愛が合って成り立ってるんだよ!と仰りたい方私も同意見です)
僕の尊敬する建築家の方々の家々も同じ。
本来服は飾るものではなく着るもの。
家は眺めるものではなく住むもの。
であれば、そこ(味)も含めるのが本来の批評ではないのだろうか?
(批評は創作への意見、議論の発生を〜と思われている方スミマセン)
創り手の意見やコンセプトはあくまで創り手の中にあるもの。
誰もコンセプトを追求する為にモノをつくってはいない。
着る人、住む人へ何らかの価値を提供していく、ただそれだけの事。
新建築 築1年後住宅特集 なんてあったら絶対買いだ。
創作の意図が見える方々の気持ち、それにプラスしてそんなの分からないけど
着てますよ/住んでますよ的な方々の素朴な意見も聞いてみたい