Blog

Hachi / BALMUNG

Hachi / BALMUNG

「都市と人間との関係の中から触発され循環する過程である。
 都市と人間との関係の中から触発され生産された結果である。
 都市と人間との関係の中から触発され原動力とする探求である。
 都市と人間との関係の中から触発され積み重なる研究である。」

概念としての「灰色」を表現したい。

1984年生まれ福岡出身。高校過程で電子制御工学科、服飾学校で服作りを学んだ後、自身の服作りBALMUNGを始める。
2008年友人たちと空間展示会「dinner」を行ったことにより初めて服を発表する。
2010年にパリの展示会に初参加。
2011年にロンドンでインスタレーション発表。



→ http://www.balmung.jp

広島NEW WORLDにて店内の内装と什器を製作しました

5月中旬の頃、BALMUNGを取り扱って頂いているSHOPでもある広島のNEW WORLDにて、ぼくとrunurunu川辺くんによって店内の内装を一新してもらいたいというご依頼を頂き、はるばる東京から広島まで行ってきました。
今までは自分たちで空間やらオブジェやらハンガーラックも含めたそういったものを作るっていうのは、いつも展示会なり色々とやってきていたのですが、仕事として依頼してもらったのは初めてです。

お店のこれからの普段使いのための什器、空間を作るわけなのでこれは責任が重大。

今回は夜行バスにて川辺くんと共に「東京-広島」コースです。
新宿から乗り込む…。
仕事の様子もドタバタしていたので、準備もほどほどに新宿のバス乗り場まで。
一緒にバスに乗り込むも夜中とはいえ広島までは約12時間ぐらい。
なかなか長いです。

さて、途中のパーキングエリアの休憩。(夜行バス乗る人ならこの気持ちは分かるはず。)

どどん。
光の感じが、好き。

とある人の発言ツイートがぼくと川辺くんの間でも流行っていて
#debu #pop #マック
という3拍子がすごくツボにきていたので、ここにもマクドナルドがあって色々感慨深かったです。
内輪ネタすぎてすいません。


おつかれさまデス。

あーだこーだで、

広島到着!

とりあえず、まずはお店NEW WORLDへ、ということなので。
この場所にてショップのバイヤーさんの木村さんを待つ。

ちなみに川辺くんは「喫茶店」がとても好きらしく、ここでもコーヒーが飲めてゆっくりできるカフェ風なところに行きました。


さて、そんなこんなで木村さんとも合流したのでお店に連れていって頂きました。


NEW WORLDに到着、こんな様子です。
これが変わる前の状態です。

不思議なものなのですが、自分が普段住んでいる場所からは遠く離れた別の場所に来ると、そこに自分たちの作った服があって、っていうなんというか不思議な気持ちになるんです。
不思議なコミュニケーション感覚。


この方が木村さんです。店内の様子を見ながらぼくたちと相談しているところ。

材料の買い出しや作業風景は特に写真は撮ってないです。
というか、それどころじゃないです…笑

3日間を使って店内を仕上げなければいけなかったんですが、初日は買い出し、準備、ベース作りと済んでとりあえずなぜか道中たまたまボディソングも合流することになってボディくんもあわせてみんなで食事へ。

うどん、美味しかったです。
香川などに限らず、瀬戸内のあたりではうどんはけっこうおいしいお店なども多いみたいで、確かに1年前に愛媛県に行った時もおかげさまでとても美味しいうどんを食べさせて頂いた思い出があります。

食事を済ませてボディくんもあわせてみんなで夜まで作業。
途中、こんな場所に材料を探しに行く場面も……。

と、とりあえずその日の作業は夜遅くまで続き、とりあえず今日はもう大丈夫だろうということで初日の夜はお好み焼き屋へNEW WORLDのスタッフの方々に連れて行って頂きました。

道中、いろいろな景色を見つけた。

お店到着!

目の前で焼いてくれます。
いわゆる「美味しそう」というやつです。

実際食べてみてもやっぱり美味しかったです。
広島に来たことは以前にもあるんですが、やっぱりどこで食べてもお好み焼きが美味しいと思います。
本当に美味しい…旨い…。
また食べたいです。

そのままスタッフみなさんに楽しいお話をして頂き、明日もまた作業があるのでと、ほどほどなところで切り上げて帰ることに。

そしてその次の日も作業!
準備が足りないものはまた買い出しに行ったりと、色々と途中になっても必要になるものが出て来たり。
ゆっくりと進んで行きます。
2日目のお昼はアメリカンテキサスな雰囲気のバーレストランにお邪魔しました。


ちょっとぼくは量が多すぎて、なんとか食べようとしたんですけど最後はフライドポテトを少し残してしまいましたね。。。。。。。www
まじでこれがアメリカサイズなのか(アメリカには行ったことありません)
川辺くんや木村さん、あと同じくNEW WORLDの細川さんたちは一応完食してました。
お腹いっぱいになったので作業に戻りました…。

それからは特に写真は無いんですが、黙々と完成に近づいていきました。
僕たちが東京に戻らなければいけない時間が迫って来ていたので、時間内で出来る範囲のことを最後まで色々とやったり……。

そして、完成。


ぼくが作った什器ですが、ぼくが空間作りの時にいつも作ってるハンガーラックのようなものだと少し耐久性として長年使うにはどうかなという思いがあったので、NEW WORLD用のものは長年使えるような補強も含めてしっかりと作ってあります。
川辺くんの作ったほうは残念ながら写真を撮っていないので見れないんですけれど…笑
黒いオブジェクトを彼も作っていました。

なんというか、それぞれの作ったものがそれぞれのブランドやモノ作りの背景を純粋に感じさせる雰囲気で、お店に対して服だけでなくそういう空間感覚まで混じ入ることで新鮮でした。
什器製作だけでなく、NEW WORLD側の要望を聞き入れつつ、店内の他の空間配置なども手を加えさせて頂きました。(恐縮です。。)
今回お呼び頂いた木村さん、細川さん、そして他のスタッフの方々。
どうもありがとうございました。

こういう機会はなかなか無いだろうと思いつつ、お店もブランドも、なんというのか”協力”してそのお客さんだったり外側の世界に対して伝えるというか、発信するというのか、対話するというのか。
そういった繋がり方をしていくということが間接的ではありますがやっぱり素敵だなと思います。
時間が経ってしまえばそういった感情やモノゴトも変わっていってしまったり風化していくものなのですが、しかしそれでも刹那的であってもやはりその瞬間のその繋がりというのは本物で、なんと言えばいいのか、そういったことの連続なんだとあらためて思います。

人は何かを伝っていくときに、媒介が必要です。
それが物質だったりヒトだったり機会だったり、時には時間だったり…。
色々と変わっていくカタチはありますが、結局は全て土着的なことの連続です。

色々なことを考えさせられます。
感謝の気持ちです。

http://twitter.com/hachiBALMUNG

コメントは停止中です。