5月2日、ロンドンのKingsland Roadに位置するショップ3939にて、NOK NOKのSS12コレクションのプレビューと、フィルム「L.O.T.E.」のローンチを記念したパーティが開催された。

イビザ出身のデザイナー、Angel Nokonokoが手がけるファッションレーベル、NOK NOK。彼は2007年にセントマーチンを卒業後、John GallianoやChristian Diorにて経験を積み、現在はフリーランスデザイナーとしても活躍している。

ファーストコレクションとなった今回のSS12では、Z-Boysと映画「Lords of Dogtown」を始め、70sのパンク、スケート、サーフなどのユースカルチャーをインスピレーションに、ユニセックスなジーンズとTシャツというカジュアルなラインナップで、イーストロンドンのストリートに溢れるエナジーを表現している。

今回は3939にてアットホームなムードのドリンクレセプションが開催された後、すぐ隣に位置するバーCATCHにてアフターパーティも開催され、完成したばかりのフィルム「L.O.T.E.」が上映された。

「LOVE」と「HATE」を掛け合わせたタイトルがつけられたフィルムでは、「全く異なるものに見えるけど、時にすごく近いもののようにも感じる」とデザイナー本人が語るように、人間関係における表裏一体の２つの感情を探求する。バブルやストロベリーといったソフトさとシャワーシーンなどで表現される官能性、そして怒りをぶつけ合う２人の攻撃性を帯びた情熱。昨日はあんなに愛おしかったのに今日は大嫌いで顔も見たくない、といった感情の起伏がイーストロンドンらしい刹那的なムードで描かれ、その随所でスタッズやブリーチが施された岡山産デニムが存在感を見せている。

NOK NOKのSS12コレクションは3939 にて購入できる。

L.O.T.E. s/s 12 Film from NokNok Denim on Vimeo.