久々のザックジャパン公式戦です。
戦術的にどうとか、試合内容がどうとかいう試合ではないが、テストとしては良かったのではないか。
2月24日(金)19:20 / 会場:大阪・長居スタジアム
日本3−1アイスランド
得点者
前田遼一(前半2分)、藤本淳吾(後半8分)、槙野智章(後半34分)
スマウラソン(後半48分)
GK: 12 西川周作
DF: 3 駒野友一
→ 2 伊野波雅彦(後半19分)
15 今野泰幸
→ 6 森脇良太(後半37分)
4 栗原勇蔵
→ 20 近藤直也(後半31分)
5 槙野智章
MF: 7 遠藤保仁
17 増田誓志
8 柏木陽介
→ 14 中村憲剛(後半0分)
FW: 18 前田遼一
16 大久保嘉人
→ 9 田中順也(後半0分)
10 藤本淳吾
→ 11 石川直宏(後半19分)
4-2-3-1
前田
大久保 柏木 藤本
遠藤 増田
槙野 今野 栗原 駒野
西川
前田
田中 中村 藤本
遠藤 増田
槙野 伊野波 栗原 森脇
西川
初出場の鹿島の増田がフル出場
それなりに使えそうな印象なのは収穫。
ただ、まだまだ物足りないのは確かである。
まず、鹿島で定位置をきっちり確保して活躍してからでしょうね。
槙野の左サイドバックは良かった。
前にやっていた時も良かったので、向いていると思う。
場合によっては、長友より良いかもしれない。
長友は、センターでの守備とビルドアップの面で不安がある=もちろん、それを補ってあまりあるスタミナとスピードはあるが。。槙野には、その欠点が無い。
その上、クロスの精度もシュートの精度も高い。
藤本淳吾がとても良いパフォーマンスだった。
おそらく、今までの代表で試合やった中でベストだったと思う。
特に中村憲剛との絡みは圧巻
久々の大久保は全然実力を出せなかったみたいだが、ザックジャパンのやり方が難しいと言っていた。
常連組とそうじゃない人とのクオリティの差は、システム理解の差なのかもしれない。
田中順也は、使えそうな印象。
体幹がしっかりしているので、強いチームとやっても大丈夫そう。
今までのザックジャパンには居なかったタイプなので、面白そうですね。
中村憲剛は素晴らしかった。
トップ下も良いが、遠藤不在時は、ボランチでも良いと思う。
遠藤は、言うまでもなく素晴らしい。
遠藤を見ていると、はやく遠藤を凌駕する若手が出てこないものかと思う。
A代表に出て来る若手とは、まだまだ差があり過ぎる。
久々代表復帰で注目していた石川直宏だが、空回り
まあ、何度かやれば面白い存在になると思う。
ただ、宮市が入ってきたことが、どう出るか?
課題の今野不在時のセンターバックをテスト出来たのも良かった。
伊野波と近藤のセンターバックは、知力と運動能力が高いと思う。
背の高さは無いが、190センチの相手フォワードは押さえ込んだ。
アイスランドは、思ったよりは弱くなかった(強くも無かったが。。)
話題になったハンドスプリングスローは、アイスランドの高さを活かそうという考え方なのだろう。
子供達に流行そうだが、高さの無い日本がやっても仕方が無いとは思う。
一番効果的なスローインは、クライフが言っているみたいに、『一番上手い選手が投げて、それを誰かが戻して投げた選手が蹴るというやり方である』と、当ブログは思います。
ロングスローは、それなりに効果的とは思いますけど。
ところで、なぜアイスランド代表だったのだろう??
国際親善試合というのは、外交上必要なのだとは思うが、本当に代表を強化したいのであれば、国内の試合に関しては、必ずしも外国の代表ではなく、たとえば柏レイソルと試合するとか、U23日本代表と試合するとか、日本代表のAチームとBチームで試合するとかした方が、より効果的な強化が出来る(興行的にもモチベーション的にも)と思うのだが、どうなんだろう??
それから、次回のウズベキスタン戦にボルトンの宮市を招集するようだが、やっとレギュラーに定着しそうな時期に、予選通過が決まってる試合に日本まで呼ぶのはどうなんだろう??
もちろん、本人は嬉しい部分もあると思うが。
欧州から日本への往復は、想像以上に過酷なんですよね。
コンディションを崩さなければ良いが。。