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「ウールの衣服展 – 源流から現在 – 」 神戸ファッション美術館にて1月24日より開催

「Live naturally, choose wool ~ナチュラルに暮らすこと、それはウールを選ぶこと~」のメッセージのもと、英国チャールズ皇太子の提唱により、ウールが持つ天然の繊維特性を消費者に伝える世界的なキャンペーン、キャンペーン・フォー・ウール。
日本での活動の一環として ザ・ウールマーク・カンパニーサポートにより1 月24 日(金)から神戸ファッション美術館にて女子美術大学教授で衣服造形家の眞田岳彦氏ディレクションの「ウールの衣服展- 源流から現在 – 」が開催される。

羊が人のくらしと歩みはじめて約一万年、人は豊かさを求めてウールを変化させてきた。原毛、糸、布、民族衣装、ファッション、そしてアートへと、ウールの衣服は、身体を包むだけでなく心を包むものにもなり、広がりを遂げてきた。本展では、ウールの衣服の多様化、魅力、可能性をご紹介しながら、豊かに生きるための衣服とはどのようなものか、私たちにとり本当の豊かさとは何かを、来場者とともに考え見出していく。
神戸ファッション美術館収蔵のウールの衣服を中心に、シャネル(CHANEL)・ディオール(Dior)などのオートクチュール衣服の他、「コンセプチュアル・クローズ(概念的衣服)」の領域で活動をしてきた眞田岳彦氏が欧州、豪州、南米、日本など異なる気候風土で育まれた異なるテクスチャーのウールの糸約40 種類で制作した衣服などが展示されるほか、オープニングイベントとして「心が着る衣服」をテーマに大内輝雄氏(元国際羊毛事務局広報宣伝部長)、河野哲也氏(哲学者、立教大学文学部教育学科教授)、眞田岳彦氏の3 名による「ウール・トーク」(1 月24 日(金)15 時00 分から)が開催されるなど、約2か月の展示会中にはウールを素材に作品制作するワークショップやギャラリートーク、「糸紡ぎ体験」も予定されている。

■ウールの衣服展 – 源流から現在 – 開催概要■
開催日時:2014 年1 月24 日(金)~3 月25 日(火)10:00- 18:00(入館は17:30 分まで)
場所:神戸ファッション美術館 (住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1 / TEL:078-858-0050)
休館日:水曜日
入館料:一般:500 円 小中高65 歳以上:250 円
http://www.fashionmuseum.or.jp/

キャンペーン・フォー・ウールの背景
キャンペーン・フォー・ウールは、現在このキャンペーンの後援者でもある英国チャールズ皇太子による提唱のもと2010年に開始され、羊毛産業及びウール製品の生産工程全体に見られる技術とビジネスの長期的な繁栄を確かなものにする為に展開されている。
キャンペーン・フォー・ウールは、ファッションやインテリア、また、建築の分野においてウールが美しくスタイリッシュで、持続可能な天然の繊維であることを啓蒙することによって、羊毛価格を上げ、牧羊業が存続し続けられるようにするためのもの。
このキャンペーンはザ・ウールマーク・カンパニーや英国羊毛公社を中心にニュージーランド、アメリカ、南アメリカ、ウルグアイ、ノルウェイなど世界の主要羊毛団体の支援を受けており、法人及び個人のパートナーとともに様々な方法でウールの認知度を上げるために戦略的な活動を行っている。マーケティング・プラットフォームとして、大手小売業者や製造業者からサポートを受けているウール・ウィークを活用している。
キャンペーン・フォー・ウールはまた消費者の興味を引く大きなイベントにも投資している。過去数年においては、サヴィル・ロウに羊を登場させたり、英国の店頭ウィンドウに色とりどりの毛糸で飾ったり、ファッションとインテリアを融合させたウールモダン展を開催している。
キャンペーン・フォー・ウール ウェブサイト:http://www.campaignforwool.jp/

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