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音響表現の未来を切り拓いてきた伝説のサウンドクリエーター大野松雄、そして坂本美雨のゲスト出演が決定 HARAJUKU PERFORMANCE + DOMMUNE 2013

ラフォーレ原宿がお届けする年に一度のパフォーマンスイベント「HARAJUKU PERFORMANCE+」と宇川直宏が主宰するライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」とのコラボレーション・イベント『HARAJUKU PERFORMANCE+DOMMUNE』。蓮沼執太フィルのパフォーマンスに坂本美雨が、そして、Open Reel Ensembleのパフォーマンスに「鉄腕アトム」はじめ数々の新しい音響表現を創出してきた音響デザイン界の巨匠、大野松雄がゲスト出演することが決定しした。また、蓮沼執太と和田永(Open Reel Ensemble)とのトーク・ナビゲーションをNTTインターコミュニケーション・センター主任学芸員の畠中実が行うことに加え、Rhizomatiksが、現場のステージではなく、「DOMMUNE」から配信される映像に“あること”を仕掛けること、2014年1月15日にリリースされる蓮沼執太フィル初のフルアルバム「時が奏でる|Time plays — and so do we.」を会場にて特別先行発売すること、一部ネット販売されているJAZZ DOMMUNISTERSのファースト・アルバム「BIRTH OF DOMMUNIST(ドミュニストの誕生)」を会場にて特別販売することも決定した。

会 期: 2013年12月21日(土)・22日(日)
会 場: ラフォーレミュージアム原宿(渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F)

【プログラム&出演者ラインナップ】
12月21日(土) 「New Sound Generation」
PERFORMANCE:蓮沼執太フィル(SPECIAL GUEST:坂本美雨)、Open Reel Ensemble(SPECIAL GUEST:大野松雄)
VISUAL EFFECTS:Rhizomatiks
TALK :蓮沼執太、和田永(Open Reel Ensemble)
TALK NAVIGATION:畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 主任学芸員)

12月22日(日) 「CITY BOYS&GIRLSに捧ぐ、文科系日本語ラップ!!!!」
OPENING ACT:Seiho
PERFORMANCE:DJみそしるとMCごはん、Charisma.com、THE OTOGIBANASHI’S、□□□(クチロロ)、JAZZ DOMMUNISTERS

主  催:ラフォーレ原宿  
企画制作:ラップネット、日本パフォーマンス/アート研究所、DOMMUNE
プロデューサー:小沢康夫(日本パフォーマンス/アート研究所)
会  場:ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
日  時:12月21日(土) 19:00開演 配信あり
     12月22日(日) 18:00開演 配信なし
     各日、開場は開演の30分前
チケット:各日 前売3,500円/当日4,000円
     ※日時指定・整理番号順入場
     ※通し券5,000円 限定50枚 特設サイトにて受付
チケット発売日:11月2日(土)
取り扱い:e+(イープラス)
     http://eee.eplus.co.jp(PC・携帯電話 共通)
     ローソンチケット
     http://l-tike.com/
お問合せ:03-3475-0411(ラフォーレ原宿)
ウェブサイト:http://www.laforet.ne.jp
特設サイト:http://www.dommune.com/harajuku2013/

大野松雄
1930年生まれ。文学座を経て映画と黎明期のテレビで音響制作に携わる。アニメーション番組「鉄腕アトム」では電子音響を用いた効果音を制作し新しい音響表現を産み出し、80年代には博覧会の音響デザインを手がけ高い評価を得る。近年は音楽家のレイ・ハラカミのアルバム「レッドカーブの思い出」に史上最高齢のリミキサーとして参加、鉄腕アトムの音響をまとめた「鉄腕アトム音の世界」や音響作品「そこに宇宙の果てを見た」などが再発売される。
新作「大野松雄の音響世界(05)」「YURAGI#10(11)」を発表。2009年には草月ホールにて初のコンサートとなる「大野松雄~宇宙の音を創造した男」が<東京の夏>音楽祭にて開催されるなど、音の作品が幅広い層に支持されている。2009年第5回東京国際アニメフェア「音響効果部門・功労賞」受賞。2010年ドキュメンタリー映画「アトムの足音が聞こえる」(冨永昌敬監督)出演。

坂本美雨
1997年1月、Ryuichi Sakamoto featuring Sister M名義で「The other side of Love」を唄いデビュー。ソロ活動に加え、おおはた雄一とのユニット「おお雨」や、ジェッジジョンソンの藤戸じゅにあとのユニット「NAKED LAMP」などの活動を行う。これまでにリリースした音楽アルバムとしては「PHANTOM girl」、「HATSUKOI」、「I’m yours!」、「miusic ~The best of 1997-2012~」などがあり、サマーソニック、ap バンクfes、ワールドハピネス、情熱大陸ライブなど、多数のフェスに出演。その他、映画評やエッセイの執筆、TOKYO FMをはじめ全国JFN系列のラジオ番組「ディアフレンズ」のレギュラーナビゲート、NHKのTV番組などでのナレーション、舞台「ファンファーレ」への出演など、マルチに幅広く活躍中。
OFFICIAL blog:のらネコよ、ちょっとお寄りよ http://ameblo.jp/miu-sakamoto/
OFFICIAL TWITTER: http://twitter.com/miusakamoto (@miusakamoto)
OFFICIAL HOME PAGE: http://www.miuskmt.com/

蓮沼執太
1983年東京都生まれ。音楽作品のリリース、蓮沼執太フィル/チームを組織して国内外でのコンサート公演、コミッションワーク、他ジャンルとのコラボレーションを多数制作する。
音楽アルバムに4枚組CD『CC OO|シーシーウー』(2012年 HEADZ / UNKNOWNMIX)、舞台作品に『TIME』(2012年 神奈川芸術劇場、国立新美術館)。主な個展に『have a go at flying from music part 3』(2011年 ブルームバーグ・パヴィリオン|東京都現代美術館)、『音的|soundlike』(2013年 アサヒ・アートスクエア)、『音的→神戸|soundlike2』(2013年 神戸アートビレッジセンター)。2014年よりアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の招聘でアメリカ・ニューヨークに滞在。蓮沼執太フィルの初のスタジオレコーディングアルバム『時が奏でる|Time plays – and so do we.』を2014年1月15日にリリース。
Website: http://www.shutahasunuma.com
蓮沼執太フィル Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra
蓮沼執太(指揮、ピアノ、ヴォーカル)、石塚周太(ベース、ギター)、イトケン(ドラム、シンセサイザー)、大谷能生(サックス)、葛西敏彦(PA)、小林うてな(スチールパン)、木下美紗都(コーラス、ピアノ)、ゴンドウトモヒコ(ユーフォニアム)、斉藤亮輔(ギター)、Jimanica(ドラム)、環ROY(ラップ)、千葉広樹(ヴァイオリン、べース)、手島絵里子(ヴィオラ)、K-Ta(マリンバ)、三浦千明(フリューゲルホルン、グロッケン)
Website: http://hasunumaphil.com/

Open Reel Ensemble
2009年より、和田永を中心に佐藤公俊、難波卓己、吉田悠、吉田匡が集まり活動開始。旧式のオープンリール式磁気録音機を現代のコンピュータとドッキングさせ、「楽器」として演奏するプロジェクト。リールの回転や動作を手やコンピュータで操作し、その場でテープに録音した音を用いながらアンサンブルで音楽を奏でる。その不思議な音色と楽曲性は高く評価され、国内外でのLIVEやCM音楽制作、REMIXなども行い、メディアアートと音楽の双方からいま最も注目を集める存在である。今年3月にBOOK+DVD「回典 ~En-Cyclepedia~」を学研から出版。
松岡正剛、大友良英、菊地成孔、宇川直宏、zAk、高木正勝など錚々たるメンバーとの対談をはじめ、“Open Reel Ensembleの進化系”Open Reel Orchestraを提唱。2013年12月に開催される『HARAJUKU PERFORMANCE+』で初披露する。
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Website: http://www.steamblue.net/
Facebook: https://www.facebook.com/OpenReelEnsembleBraunTubeJazzBand

Rhizomatiks (ライゾマティクス)
2006年に設立。Webから空間におけるインタラクティブ・デザインまで、幅広いメディアをカバーする高い技術力と表現力を併せ持った少数精鋭のプロダクション。デザイン、アート、建築、数学、工学など、様々なバックグラウンドを持つ個性豊かなクリエイターが集まり、デザイン/アート/エンジニアリングの枠組みを越えたクリエイションにより、既存メディアとは異なる新たなフォーマットを生み出している。
Website: http://rhizomatiks.com/

Seiho (DAY TRIPPER RECORDS/Sugar’s Campaign)
1987年生。ビートメイカー、DJ、VJと音楽や映像など媒体の垣根を越え表現を続けるマルチアーティスト。既に各地で話題となっている注目のレーベル<Day Tripper Records>を2011年に立ち上げ、1st アルバム「MERCURY」を発表。最先端電子音楽を発信するネットレーベル<+MUS>からもEPを発表するなど活動は現場、ネットに限らない。天才的な楽曲センスでジャズ、ヒップ・ホップからポスト・ダブステップ、チル、音響系等あらゆるビートを駆使しながら畳み掛ける彼のライヴは必見。 SonarSound Tokyo 2012,2013と日本人では異例の二年連続出演を果たし、MTV2013年注目の若手プロデューサー7人に選ばれるなど“今”の音を刻む数少ないアーティストの1人。
Website: http://daytripperrecords.com

DJみそしるとMCごはん
「おいしいものは人類の奇跡だ!」をモットーに、トラック、リリック、アートワーク、Music Videoなど全てを自ら制作し、料理と音楽の新たな楽しみ方を提案する、超自家製ラッパー。くいしんぼうHIPHOP。まぎらわしい名前だけど、1人。2013年初夏に、手作り限定生産盤『Mother’s Food』をリリース。FUJI ROCK FESTIVAL‘13やTwilight Shower、シブカル祭。
2013など大型イベントへも、ちゃっかり出演。また、通常のライブの他、来場者にオリジナルの「おまんじゅう」を作ってもらうイベントや、オルタナティブな「白和え」を作ってもらうパーティーも主催。好奇心の趣くまま、ジャンルを自由に横断する様は、くいしんぼうの面目躍如。はてさて、今後、どうなることやら。
Website: http://misosiru.jp

Charisma.com (カリスマ・ドット・コム)
MCいつかとDJゴンチによる女子ラップユニット。2011年に結成。スキルフルないつかのフロウと一度聞いたら耳から離れないエレクトロサウンド、メロディがこれまでにないジャンルを生み出している。ポップなヴィジュアルとは裏腹に、独創的な言葉を巧みに利用し毒のあるリリックで平成のゆとり世代に一石を投じる。YOU TUBEに投稿した動画が話題を呼びデビュー前ながらもBSスカパーの社会派ドキュメントバラエティ番組「BAZOOKA!!!」でライブで出演。2013年7月Lastrumよりデビュー予定のオスプレイユニット。現在Charisma中毒増殖中。あなたのイライラは今、歌となる。
Website: http://official-charisma.com/

THE OTOGIBANASHI’S
bim, in-d, PalBedStockの3MC’sから成る日本のRAPグループ。bimの呼びかけでin-d,PalBedStockは嫌々ながら2012年に結成。グループのコンセプトは「Dis○ey & Rap」という自由でアホらしいものである。愉快犯のようにバラエティに富んだトラックや3人独自のフロウから、まるでオモチャ箱から飛び出してきたかのような曲を生み出す”THE OTOGIBANASHI’S”
の物語はまだ始まったばかりのようだ。
Website: http://www.summit2011.net/artists/the-otogibanashi-s/

□□□(クチロロ)
メンバー:三浦康嗣(みうらこうし)、村田シゲ、いとうせいこう。1998年に三浦康嗣を中心にブレイクビーツ・ユニットとして結成。2007年12月、Cubismo Grafico Fiveのメンバーでもあり、LOW IQ 01、ノーナリーブス、坂本美雨など様々なアーティストのサポートなどで活躍中の村田シゲが新メンバーとして加入。2009年7月、作家、タレントとして活躍中であり日本のHIPHOPのオリジネイターでもあるいとうせいこうが加入し独自の活動を展開中。最新アルバムは2013年3月にリリースされた『JAPANESE COUPLE』。
Website: http://www.kuchiroro.com

JAZZ DOMMUNISTERS
 JAZZ DOMMUNISTERS(ジャズ・ドミュニスターズ)は2010年に結成された菊地成孔と大谷能生によるHIP HOPクルー。一般的には「憂鬱と官能を教えた学校」「東京大学のアルバートアイラー」「M/D」「アフロ・ディズニー」等々、コンビの大学講師/共著者として、或は伝説のラジオ番組「水曜WANTED」、伝説の音楽教養番組「憂鬱と官能を教えた学校TV」のバイ・パースナリティとして等々、ジャズミュージシャン/ジャズ批評家のコンビとして認知されている2人だが、菊地はHIP HOPの黎明期から、大谷はさんぴんキャンプに代表されるジャパニーズミドルスクールからの熱狂的なHIP HOPマニアで、「HIP HOPはFUNKという父親をアンチエディプスで捉えているJAZZの孫」という自説に従い、両者の隔世遺伝的な類似性の研究と実践を続けて来た。
 11年にリリースされた大谷の、ハードコアなJAZZY HIP HOP作品「Jazz Abstractions」(BLACK SMOKER RECORDS)、菊地率いるDCPRGが12年にリリースした、SIMI LABとのコラボ、そして大谷とヴォーカロイドをラッパーとした「SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA」(UNIVERSAL MUSIC JAPAN/因みにこの作品はIMPULUSE!レーベル創業以来最初のアジア人アーティストの2作目としてリリースされた)の2作はその結実と言えるが、テストランが行われたのは2010年からで、菊地がオーガナイズするパーティー「HOT HOUSE」でのコメディアン兼MCとして、アコースティックジャズの4ビートに乗せてラッパースタイルでパーティーを進行する際、既に「JAZZ DOMMUNISTERS」という名称は用いられている(結成年とする所以)。
 その後、菊地のラジオ番組のHIP HOP特集の番組冒頭ラップ、少女時代特集の番組冒頭ラップ(菊地のみ)、EP-4再結成のフロントアクト、SIMI LABのOMSBを加えた「PARIS=HELL↓TONE」名義によるパリ公演、SUMMIT主催の「AVARANCHE3」参加等々、数々のテストランを経た後、満を持して2013年、ファースト・アルバム「BIRTH OF DOMMUNIST(ドミュニストの誕生)」をビュロー菊地レーベルからリリース。
 SIMI LAB勢(MARIA、OMSB、DyyPRIDE)からMoe and ghostsのMoe(feat経験は初めて)、新人覆面フィメールラッパー「ICI」までをfeatし、フランス語や韓国語も駆使し、極端にブロークンなフリージャズ/ポリリズム的なビートメイクからオーヴァーグラウンダースタイルまでを網羅するブランニュースクール的な日本語ラップのみならず、リーディングやアジテーション等のマイクロフォン初期衝動をも現代的に展開する、異形で強烈なミクスチュア・アティテュードに基づいた狂気のクルーとして、デビューライブを赤坂BLITZで飾る。
 名称の由来は、宇川直宏による「最終メディア」DOMMUNEで2008年から現在までの継続中のレギュラー番組「JAZZ DOMMUNE」(2012年に書籍化)から。この番組で2人が行って来た超モダンアートなパフォーマンスをHIP HOPのマナーに流し込んだものがJAZZ DOMMUNISTERSである。ジャズミュージシャンのラッパー転向が散見される昨今、41歳と50歳の、既に知名度の高いジャズミュージシャンがコンビでラッパーデビューするというのは世界でも異例を見ない。
Website: http://www.kikuchinaruyoshi.net/jazzdommunisters/

DOMMUNE
月曜〜木曜日にかけて平日毎日配信される、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル。宇川直宏氏が主宰。国内外の様々なゲストを呼び開催される19時から21時のトーク・プログラムと、21時から24時までのDJプログラム(BROADJ)の2部で構成されている。「ソーシャル・メディアの夜明け」と語られた2010年に「ファイナルメディア」として忽然と現れ、今や百花繚乱のライブストリーミング番組の中でも、記録的なビューアー数と番組の質を誇る。
Website: http://www.dommune.com/

HARAJUKU PERFORMANCE+
ラフォーレ原宿がお届けする年に一度のパフォーマンスイベント。ジャンルや世代といった枠組にとらわれず、独自の感性と自由な発想で新生面を切り開くアーティストを国内外から一挙招聘。面白く、先端を行くパフォーマンスをオムニバス形式で紹介している。2007年からスタートし、今年で7回目の開催となる。

宇川直宏
グラフィックデザイナー、映像作家、VJ、現代美術家、文筆家…..幅広く極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている自称メディアレイピスト改め「MEDIA THERAPIST」。京都造形芸術大学教授。2010年3月に自ら立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数をたたき出し、国内外で話題を呼び続ける“文化庁メディア芸術祭推薦作品”。現在、宇川の職業欄は「DOMMUNE」。

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