10月14日VACANTでは”東京の小豆島 小豆島の東京”と題したイベントが開催される。
10月5日から秋会期がスタートした瀬戸内国際芸術祭。そのエリアのひとつ、穏やかな瀬戸内の海に囲まれながら雄大な山々を抱く小豆島で行われている「醤の郷+坂手港プロジェクト」では、「観光から関係へ」というコンセプトのもとに多くのアーティストやデザイナーが集い、各々のやり方で島との関係をつくりながら滞在型の制作を行ってきた。東京と小豆島という対比的な環境のなか行われた滞在の中で、何を考えてどんな関係が生まれていったのか。現地に足を運ばないことには見えてこないプロジェクトの軌跡を、東京に拠点を置きながら小豆島に関わりのある人々を集めることで振り返りながら、東京から小豆島を考えてみるイベント。
当日は小豆島に関わりのある人々によるブースがVACANT内に立ち並び、ステージではプロジェクトにまつわるトークをリレー形式で行う予定となっている。
2013.10.14 (mon/holiday)
at VACANT
13:00-18:00
入場料:
¥500(オリジナルガイドブック付)
協力:
小豆島町
ブース
FOOD「しゃかしゃかうどん」
しゃかしゃかうどんは、プロジェクトのスタッフと坂手の人との間に生まれた小豆島の新名物。
祭りの屋台の中に並ぶとたちまち売り切れてしまう人気の一品を出張販売します。
FOOD「うみべの弁当」後藤しおり+飯田将平
四季の中で様々な表情を見せる小豆島。
「醤の郷+坂手港プロジェクト」の玄関口となる坂手港は、歴史の中でたびたび場所の性質が変わり、さまざまな海の記憶を持った場所です。
瀬戸内の海の今昔が少しでも見えてくるよう、坂手の海の記憶に紐づいた食材を組み合わせたお弁当を販売します。もちろん今旬のものも。
一口ごとにエピソードがついてくる食事をお楽しみください。
SHOP「小豆島ショップ 醤(ひしお)」GREENMOTTO
小豆島特産品の代表格、醤油にスポットを当てて、小豆島在住の醤油ソムリエ、黒島慶子さんによる島のオススメ醤油を厳選セレクト、販売します!
普段東京ではなかなか手に入らない逸品が目白押しです!
ほかにも小豆島特産品(そうめん、塩など)をご用意してお待ちしております。
<取り扱い予定>
◆ ヤマロク醤油 『新桶初搾り 2013』
[濃口] 桶の価値を満喫。ヤマロクさんの通常の濃口よりもふわりと柔らかさのある口当たりです。
http://yama-roku.net/info/2013.html
◆ 正金醤油 『天然醸造うすくち生醤油』
[淡口] 素材の風味を上品に味わう
http://shokinshoyu.jp/shokin-shoyu.html
◆ ヤマヒサ 『豆醤』
[再仕込] 醤油の風味と素材の風味の両方を堪能
http://yama-hisa.jp/SHOP/6-3-1.html
◆ 左海醤油工業
[濃口] 甘く味付けされた醤油
SHOP「しりとりが終わらない町、小豆島坂手から生まれた、KOTOBADGE」大原大次郎
MUSIC「カタチラボで採録した、小豆島の環境音たち」蓮沼執太+graf
瀬戸内国際芸術祭2013 graf出展作品「カタチラボ」では調査・検証・解体・編集・再構築というデザイン思考のプロセスを辿りながら会期ごとに展示をアップデートし、いくつかのテーマをもってそれぞれに新しくものづくりを進めています。
その中のひとつ、「小豆島の音」をテーマにしたプロジェクトでは小豆島をただよう環境音を集め、音と音楽の境界を見つけ出したいと考えています。
集音者(五十音順):井上麻那巳、ウチボリタカヒロ、江島和臣、岡村綾子、柿本直、小坂逸雄、蓮沼執太
http://www.graf-d3.com/islandlab_sounds/
ステージ
各レジデンスの作家によるプレゼンテーションを予定しております。
*プロフィール
後藤しおり
ブータン料理店、野菜料理店、ケータリングを経て、2012年7月に独立。
東京•世田谷区、渋谷区中心に出張料理を開始。
瀬戸内国際芸術祭2013、小豆島坂手港プロジェクトにて、春会期「うみべのレストラン」、夏会期「なつまつり」にて、料理を提供。
飯田将平
デザイナー。1988年千葉県銚子市生まれ。
海と街を行き来しながら、秋には副業として秋刀魚を焼くなどする。
最近ではトラック売りの焼き芋屋に弟子入りするも、秋刀魚との旬のバッティングに選択を間違えたかもしれないと日々悶々としながらその訪れを待っている。
http://shoheiiida.com
http://nomazon.net/
GREENMOTTO
sakumottoの作本潤哉とPRODUCTIVE MINDの中安秀夫によるユニット。
2013年4月のIID GREEN DAY vol. 9 みどりの学校を機に結成。
各種イベントのテーマに併せてそれぞれが持ち寄ったおもしろいモノ、
おいしいモノを展示 • 販売します。
http://www.sakumotto.jp
http://www.productive-mind.com/
大原大次郎
1978年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、2003年独立。
タイポグラフィを基軸に、ASA-CHANG、ピエール瀧、SAKEROCK、星野源など、
多くのアーティストのアートディレクションやミュージックビデオの演出を手がけるほか、書籍、CM、Web、ファッションなど、様々な分野でデザインワークに従事する 。
また近年は、風景の中から文字の原型を探るフィールドワーク<文字採集>、チャンスオペレーションによる言葉あそび<文字くじ>、
文具として扱われていない物体を、記述用具として再開拓する<オモンマ文具店>、デッキに彫られた文字を、身体的なアプローチや環境要因によって変化させていくスケートボード彫刻<文字に乗る>、
文字が持つ重力、モジュール、可変性などを主題としたモビールのタイポグラフィシリーズ<もじゅうりょく>、各プロジェクトを記録する紙媒体『mozine』の発行など、
展覧会、ワークショップ、出版や対話の場を通して、言葉や文字の新たな知覚を探るデザインプロジェクトを積極的に展開する。
http://omomma.in/
蓮沼執太
1983年東京都生まれ。
音楽作品のリリース、蓮沼執太フィル/チームを組織して国内外でのコンサート公演、コミッションワーク、他ジャンルとのコラボレーションを多数制作する。
音楽アルバムに4枚組CD『CC OO|シーシーウー』(2012年 HEADZ / UNKNOWNMIX)、舞台作品に『TIME』(2012年 神奈川芸術劇場、国立新美術館)。
主な個展に『have a go at flying from music part 3』(2011年 ブルームバーグ・パヴィリオン|東京都現代美術館)、『音的|soundlike』(2013年 アサヒ・アートスクエア)、『音的→神戸|soundlike2』(2013年 神戸アートビレッジセンター)。
2014年1月に蓮沼執太フィルのスタジオレコーディングアルバムをリリース予定。
2014年よりアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の招聘でアメリカ・ニューヨークに滞在。
www.shutahasunuma.com
graf
大阪を拠点に家具の製造・販売、グラフィックデザイン、スペースデザイン、プロダクトデザイン、アートから食、イベントの企画運営に至るまで「暮らしのための構造」をキーワードに、
暮らしにまつわる様々な要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニット。異業種が集まる環境と特性を活かした新たな活動領域を開拓している。
瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島 醤の郷+坂手港プロジェクトでは、小豆島で見つけたカタチを題材にして様々なデザインプロセスを公開する「小豆島カタチラボ」を展開。
http://www.graf-d3.com/