2013年6月28日 (金)よりロゴスギャラリー / 渋谷パルコにてアーティスト高橋理子による展覧会が開催される。本展覧会は、高橋がこれまで手掛けてきた着物をまとい、仁王立ちでたたずむポートレートを中心に構成。また、会場では今回新たに制作した「本」の形態をとった作品も発表される。
TAKAHASHI HIROKOは怪物だ。革新的なのに、てらいもなく伝統的。そもそも、伝統とは常にみずみずしい「今」の在り方を問い続けることの積み重ねだったはずが、継承という言葉に甘んじて、ぼくらは奥に大切な動きをしまいこんでいただけじゃないかと、彼女に触れると、はっとさせられる。時代の定義などまったく意にも介さないかのごとく、驚くほど伸びやかで、そしてなによりも本質的であろうとする態度が、彼女の才能をジャンルレスにしているのだろうが、そんなことで機能しなくなる「ファッション」とか「アート」とか「和」とかそういうジャンルの方こそが、この野放図な「今」の姿の前では、よほど元気なく見えてしまうのである。
市耒健太郎 第十代 雑誌『広告』編集長、博報堂クリエイティブディレクター
TAKAHASHI HIROKO EXHIBITION
OVERTURNING FIXED IDEAS AND PROVOKING NEW WAYS OF THINKING.
会期:2013年6月28日 (金) – 7月10日(水) 会期中無休
会場:ロゴスギャラリー / 渋谷パルコ パート1 B1F
150-0042 東京都渋谷区宇田川町 15-1
開館時間 : 10:00 – 21:00 (最終日は 17:00 閉場)
入場料 : 無料
OPENING RECEPTION 開催
日時:6月28日(金)18:30-20:30
http://www.parco-art.com/web/logos/exhibition.php?id=563
展示に関するお問い合わせ:ロゴスギャラリー 03-3496-1287
■高橋理子 プロフィール
1977年生まれ。東京藝術大学大学院博士課程修了。博士号(美術)取得。2006年、株式会社ヒロコレッジを設立。円と直線のみで 表現される図柄が特徴。身近に存在する固定観念を覆し、思いを巡らせるきっかけ生み出すことを目的としたもの作りを通して、気づきを与える表現活動そのものがコンセプチュアルな一連の作品とも言える。物事に新たな視点 で向き合うためのポートレート作品や、様々な産地や職人と共にもの作りから販売までを行なうプロジェクト「HIROCOLEDGE」 など、ジャンルレスな幅広い表現を行なっている。
http://takahashihiroko.com/