OPENING CEREMONYが東京で活躍するユニークかつ個性的なクリエイターたちとコラボレーションし、東京また世界中の多彩なカルチャーを発信する”TOKYO CULTURAL NETWORK PROJECT”。その第3弾として、NYのフォトグラファー Jesse Frohman(ジェシー・フローマン)によって生前最後のKurt Cobain(カート・コバーン)の姿を収めた写真に焦点を当てた「KURT – Jesse Frohman Exhibition」を開催する。
Jesse FrohmanはIrving Penn(アーヴィング・ペン)に師事し、その優雅なポートレートスタイルで数多くのカルチャーアイコンを魅了してきた。
90年代を象徴するムーブメントとなったグランジロックの中心的存在 – Nirvana(ニルヴァーナ) のフロントマン Kurt Cobain 生前最後の姿を撮影したJesse Frohmanによる日本初公開の写真作品17点を展示販売する。
「KURT – Jesse Frohman」は1993年11月15日、「In Utero」リリースツアー中のRoseland Ballroomでのニューヨーク公演を控えていたCobainを、 滞在先ホテルと同夜のライブ会場で撮影した17点の写真から構成される。Observer誌のカバーストーリーとして、当初セントラル パーク内を予定していた撮影は、マネージャーの意向でロケーションを急遽ホテル内の会議室に変更し、背景紙のみの簡易フォトスタジオを設営して行われた。予定時間を3時間以上過ぎた頃、ダメージジーンズにレオパード柄のジャケットを羽織り、酩酊状態を隠すかの様に、大振りなジャッキー オー サングラスをかけて姿を表したCobain。ライブ会場へ出発する直前の20分間の撮影中、終始サングラスを外す事はなかった。誇張された自身のメディア像やメジャー指向に変化する音楽性への葛藤から、当時、薬物の過剰摂取や自殺未遂を繰り返していたCobain。カメラの前で挑発的なポーズを決め、アンチヒーローとして振る舞う反面、サングラスの裏に閉ざした眼差しからは、当時のCobainが精神的苦境のピークであった様子が伝わってくる。希代のミュージシャンが死の直前に何を見据えていたのか? その眼差しの向こう側をFrohamnのレンズ越しに垣間見ることができる。
昨年4月にKurt Cobainの没後18周年を記念してニューヨークのMorrison Hotel Galleryで開催された本展のオープニングには、Jude Law、Nick Zinner(Yeah Yeah Yeahs)、Anna Sui 等が出席、またTribeca Grand Hotelで開催されたアフターパーティーでは、The VirginsによるライブやJarvis Cocker(PULP)によるDJが披露され会場を沸かせた。
KURT – Jesse Frohman Exhibition
Date:2013.03.08 (f r i . ) – 2 0 1 3 .03.24 (sun.)
Open Time:月 – 土 10:00 – 21:00 / 日・祝 10:00 – 20:00
Venue:OPENING CEREMONY SHIBUYA 5F “A WALK IN THE PARK”
Address:東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店Movida館
TEL 03-6415-6700
Plannning Kunichi Nomura / Naoki Kotaka(Vacant) / TRANSIT CREW
Support FUJI FILM
URL http://www.openingceremonyjapan.com/
ジェシー・フローマン
ニューヨーク在住。ミシガン大学にて経済を学ぶ傍ら、独学で写真を撮り始める。独自に制作したプラチナプリントのポートフォリオがIrving Pennの目に留まり、Pennのスタジオでアシスタントを務める。その優雅なポートレートのスタイルで、James BrownからWoody Allen、The StrokesやPhilip Johnsonに至るまで数多くの著名人を魅了し写真に収めてきた。The New York Times, Vogue, Vanity Fair, Interview、Rolling Stone、i-D等にコントリビューターとして参加し、Barney’s,Estée Lauder, Levi’s, Lucky Strike, Sony, Geen Records,Volvo 等、名だたるトップクラアントの広告を手掛ける。
www.jessefrohman.com