9月22日(土)世田谷アートフリマにて、「フェニックスプロジェクトのお店 2」が出店される。
「フェニックスプロジェクト」は、精神障害者の通所施設「ハーモニー」（世田谷区上町）にて開催されている手芸ワークショップ（講師:縫う＆編むレーベルhomam 伊藤さち）。
ハーモニーの利用者たちの多くは、統合失調症などの精神障害を持っており、日々幻聴や妄想と共に生きている。フェニックスプロジェクトは、それぞれの幻聴や妄想の話、日々の生活の悩みなどを語りながら、お茶を飲みながら、利用者それぞれの生きるリズムを大切にしつつ手を動かしていく時間。併設のリサイクルショップにて買い手のつかなかった衣服や、地域から集まった布を利用し、裂き織のテキスタイルを制作している。
アートフリマの会場キャロットタワー（三軒茶屋）は、ハーモニーの所在地である上町から世田谷線で10分ほど。2回目の出店となる今回は、今年4月にお披露目したバッグやポーチの他、テキスタイルそのものも販売する。

フェニックスプロジェクトのお店 2
日時:2012年9月22日(土)11:00～18:00
会場:世田谷アートフリマ vol.18
世田谷区太子堂 4-1-1 キャロットタワー
世田谷アートフリマ
http://artfleama.net/

ハーモニー
NPO法人やっとこが運営する精神障害者就労支援施設。地域生活を送る上での多様なニーズに対応した活動を行っている。利用者が地域での生活を営むための様々な支援事業を展開している。
http://www.geocities.jp/harmony_setagaya/

伊藤さち
2009年より縫う&編むレーベル「homam（ほまむ）」を主宰。「衣服と記憶」を手がかりに様々なプロジェクトを展開している。手芸を媒介に、関係を紡ぐ場としてのワークショップを開催する他、空間演出、服飾小物制作なども手がける。
http://homamoh.com/