日傘作家・ひがしちかの新作展『日傘 を 詠む 展』SFT GALLERYにて開催されている。
ひがしちかが2010年にCoci la elleを立ち上げ、最初に展示の誘いがあったのがSOUVENIR FROM TOKYO。そこから色々なことが動き出すこととなったきっかけのこの場所での展示に、梅雨から夏に向かう季節の全精力をかけて取り組む。
Coci la elleの立ち上げから瞬く間にその活動が多岐にわたるただ中で、今あらためて「、日傘」を通しての表現、人との繋がり、生活との関わりと向き合う、年に一度の日傘展。
ひがしちかの日傘は、ひとつひとつに手描きの絵や刺繍などがほどこされていて、柄やボタンもひとつひとつ選ばれている一点物。それを街で広げると、風景のなかに絵が描かれ、その絵の中に自分だけの空間がうまれるよう。
本展では、一点物の日傘数十点に加え、日傘のインスタレーションが繰り広げられるほか、ひがしが手掛ける雨傘やスカーフなど、Coci la elleの他の商品も並ぶ。
日傘を通して、表現している物はなんだろう
生活だったり、お洒落だったり、思いだったり
それが「道具」っていうのが私にとってすごく意味があることです
Coci la elle ひがしちか
【日傘 を 詠む 展】
日時:2012年7月25日 – 9月17日 10時~18時(金曜日のみ20 時まで)
毎週火曜日定休(祝日または休日にあたる場合は開館、翌日休館)
場所:国立新美術館B1F SOUVENIR FROM TOKYO内 SFT GAL LERY
ひがしちか:
長崎県出身。1981年生まれ。文化服装学院卒業後、旅やアパレルブランド『シアタープロダクツ』での体験や娘・いろはとの日々などを重ねる。ある日、日傘という存在に突き動かされ、生地に絵を描き刺繍をほどこし傘を仕立てはじめる。2010年7月に日傘屋『Coci la elle』をたちあげ、その日傘に触れる人をたちまち魅了する。2011年には、スカーフを発表したほか、浅草橋にてAtelier&gallery Le lieuを始動、Nidi galleryにてアート作品を発表。現在は、Le Lieuを拠点に、描き、つくる日々。
HP:www.cocilaelle.com