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京都精華大学「ポピュラーカルチャー学部」、非常勤講師に、大宮エリー氏、舘鼻則孝氏らが着任予定

京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:坪内 成晃)は、2013年4月、音楽とファッションの2コースからなる「ポピュラーカルチャー学部」を開設する。2012年4月25日付で細野晴臣氏、藤原ヒロシ氏らをはじめとする客員教授ほか、佐久間正英氏、柳田剛氏ら専任教員陣が発表されたが、今回、新たに実技・理論の科目を担当する非常勤講師が発表された。

次世代の文化を創造するクリエイター育成をめざす「ポピュラーカルチャー学部」。科目には、ファッション・音楽の技術を身につける実技科目と、制作を支える講義科目があり、現代文化の最先端で活躍する研究者やクリエイター・アーティストである専任教員、非常勤講師が担当する。実技科目のなかでも、2コースの学生が合同で学び、イベントやコンテンツ制作を通して社会へ発信する表現融合科目群「企画演習」は、非常勤講師である大宮エリー氏や舘鼻則孝氏など、ジャンルを越えた表現を社会へ発信するクリエイターらが教鞭をとる。

ポピュラーカルチャー学部非常勤講師(就任予定)

~講義科目~

【宇野常寛(うの つねひろ) 担当科目:「サブカルチャー論」】
批評家。1978年、青森県生まれ。
批評誌『PLANETS』編集長。企画ユニット「第二次惑星開発委員会」主宰。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)。
「サイゾー」、「ダ・ヴィンチ」、「週刊東洋経済」などで連載中。

【遠藤水城(えんどう みずき) 担当科目:「アートプロデュース論」】
インディペンデント・キュレーター。1975年北海道札幌市生まれ。
2004年、九州大学比較社会文化研究学府博士後期課程満期退学。2005年若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」受賞。「Singapo
re Biennale 2006」ネットワーキング・キュレーター。2007年、Asian Cultural Councilフェロー。同年より2010年までARCUS Projectディレクターを務める。2012年4月より京都市にて芸術家サポートプログラム「HAPS」を始動。ほか、国内外展覧会多数。

【三浦基(みうら もとい) 担当科目:「舞台表現論」】
演出家。1973年生まれ。
京都を拠点に活動する劇団「地点」代表。古典から現代戯曲までを独自の手法で舞台化し、国内外で高い評価を得ている。主な作品にオペラ『流刑地にて』、『トカトントンと』、『コリオレイナス』など。
著書に『おもしろければOKか?現代演劇考』(五柳書院)。2010年度京都府文化賞奨励賞受賞。2011年京都市芸術新人賞受賞。

~実技科目~

【大宮エリー(おおみや えりー) 担当科目:「企画演習6」】
作家/脚本家/映画監督/演出家/CMディレクター/CMプランナー。
1975年、大阪生まれ。
広告代理店勤務を経て、2006年に独立。映画「海でのはなし。」で映画監督デビュー。主な著書に、『生きるコント』『生きるコント 2』(文春文庫)、絵本「グミとさちこさん」(講談社 絵/荒井良二)など。現在サンデー毎日ほかでエッセイ連載中。2008年舞台「GOD DOCTOR」(新国立劇場)、2009年舞台「SINGER 5」(紀伊国屋ホール)。テレビドラマ「木下部長とボク」(総合演出・脚本)、「デカ黒川鈴木」(脚本)、「ROOM OF KING」(総合演出・脚本)、「三毛猫ホームズの推理」(脚本)、「the波乗りレストラン」(総合演出・脚本)、「おじいさん先生」(総合演出)。脚本参加「サラリーマンNEO」。ディレクターを務めたPV「群青」(スピッツ)、「男女6人夏物語」(ケツメイシ)、「ADDRESS」(山崎まさよし)、「オアシス」(ハナレグミ)他。今年2月には、言葉とインスタレーションによる初の個展「思いを伝えるということ」展を渋谷PARCOミュージアムにて開催。来場客1万人超えのヒット企画となる。秋に地方巡回が決定。現在、ユーストリームの生配信番組「スナックエリー」(ほぼ毎週水曜22時~)ではママ(MC)として多彩なゲストを迎え、全国の視聴者と乾杯している。
※舞台を含め作品は全てDVDとして販売されております。

【木皿 泉(きざら いずみ) 担当科目:「文章表現2」】
男女ユニットの脚本家。男は1952年、女は1957年生まれ。
二人は夫婦で、現在は神戸市に在住。女の方は、京都精華大学がまだ短期大学だった時の美術科染織コースを卒業。主な作品に、テレビドラマ『すいか』『野ブタ。をプロデュース』『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』(ともに日本テレビ)など。

【舘鼻則孝(たてはな のりたか) 担当科目:「企画演習4」】
シューズデザイナー。1985年、東京都生まれ。
15歳の時より靴や洋服の制作を独学で始める。その後、東京藝術大学にて染織を専攻し、花魁に関する研究や友禅染による着物や下駄を制作。全ての工程をデザイナー自らの手仕事により完成する靴のコレクションは、アートの世界でも注目される。2010年、“NORITAKA TATEHANA”を設立。現在、ミュージシャンLADY GAGAの専属シューメイカーとして活動中。

その他の非常勤講師については大学のウェブサイトにて確認できる
http://www.kyoto-seika.ac.jp/edu/popularculture/facultys/

■ポピュラーカルチャー学部について
名称 :ポピュラーカルチャー学部 ※2013年4月設置予定
学科 :ポピュラーカルチャー学科(定員118名)
コース:音楽コース/ファッションコース

ポピュラーカルチャー学部は、ポピュラーカルチャーを学問対象として専攻する日本で初めての学部。「ポピュラーカルチャー学部」という学部名称も、日本初となる。ポピュラー音楽とファッションを学ぶ2コースからなり、
文化表現を通して産業界の将来を担い、世界で活躍できる人材の養成を目指す。実技系学部として、「つくる」ことを機軸に、音楽・ファションと社会をつなぐ「届ける」、音楽・ファッションを社会的に位置づける「考える」こともカリキュラムの中で展開する。

■京都精華大学について
1968年に「自由自治」を教育理念とし、短期大学として開学。1979年に4年制大学として美術学部を開設、2006年には日本で初めてマンガ学部を設立するなど、『表現の大学』として先進的に歩んできました。現在は、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部、人文学部の4学部、芸術研究科、デザイン研究科、マンガ研究科、人文学研究科の4研究科のあわせて約4千人の学生が、自由で自然豊かな環境のなか、世界に向けて発信する『表現』を追求している。

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