VACANTでは、2012年4月より講義シリーズ“VACANTの課外授業”をスタートした。越境性というテーマを元に、様々なジャンルの講師の方を招き、VACANTという場所ならではの講義を行っていく。
第三回目の講師は、初回にも登場された編集者の林央子さん。今回のテーマは「here and thereのつくりかた」。今夏発売される“here and there”の制作プロセスや、メディアとしてのありかたを講義する。
2012.7.16 (mon / holiday)
at VACANT www.n0idea.com
open 16:00 / start 16:30
受講料 ¥1,500 *学割¥1,000(受付にて学生証をご提示ください)
講師:林央子(編集者。『here and there』発行人。著書に『拡張するファッション』『パリ・コレクション・インディビジュアルズ(1,2)』 など)
聞き手:児島やよい(キュレーター、ライター)ほか
テーマ「here and thereのつくりかた」
2002年春、林央子が創刊号を自費出版したのが始まりで、気が向くままに年1回程度の出版を重ね、2012年夏にvol.11が発売になるバイリンガル・個人出版の少部数数雑誌『here and there』。
海外のインディペンデント出版社Nievesとの連携、最近増えつつある海外における展覧会への招聘。
10年前の創刊号から現在までの変遷を振り返りつつ、個人雑誌だからこそ可能な、フレキシブルなメディアとしてのありかたや制作プロセスを語る。
予約:
booking@n0idea.com(VACANT)
※件名を「7/16 課外授業」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。
※万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。
講師プロフィール
林央子
資生堂『花椿』編集部に1988年から2001年まで在籍した後、フリーランスに。
『花椿』編集部の仕事として93年にパリコレクション取材を始めたことをきっかけに、『Purple』編集者のエレン・フライスやさまざまなクリエイター、アーティストたちとの交流を深める。
1999年春、2000年春にリトル・モアから『パリ・コレクション・インディビジュアルズ』を刊行。
フリーランスになってからは、さまざまな媒体への執筆活動と並行して、個人的な編集プロジェクトとして『here and there』を始動。
2002年春から2012年夏までの間に11冊刊行している。2012年にはニューヨークのMoMAライブラリーに『here and there』のバックナンバーが所蔵され、企画展示にも参加。
7月上旬には『here and there』がチェルシーのギャラリー「Family Business」の企画展に参加している。
今後の予定(随時更新、変更の可能性あり)
●8/26:児島やよい(キュレーター、ライター)
テーマ「奈良美智と村上隆が越えてきたもの」
●9/17:高橋律子(金沢21世紀美術館キュレーター)
テーマ「雑誌『オリーブ』をめぐって」
●11/30:藪前知子(東京都現代美術館学芸員)<予定>
テーマ「大竹伸朗とその周囲」