1月25日~27日の3日間、国立代々木第1体育館で開催された日韓合同ファッションイベントKiss (KOREAN INTERNATIONAL STYLE SHOW)にてパリコレクションでも活躍する韓国のブランドLie Sang Bongが日本で初となるランウェイショーを披露した。
今回のショーでは得意とする大胆な色使いやボリューム感のある幾何学的な構造・模様、精巧なプリーツといったこだわりあるディティールが随所にみられた。
ノーカラーの光沢あるベージュカラーのジャケットは独自のテクスチャー感が表現され、対照的にツルンとした素材で仕立てられたレトロなカラーパレットワンピースと幅広な作品群。ラインもボディコンシャスに作られ、特にウエストでかなりシェイプされ体のラインをそのままシルエットに反映する。
後半部分ではコントラストがはっきりしていた前半の作品とは異なり、グラデーションでみせる繊細な色使いを施したスプリングコートなどを披露。デザインの引き出しの何とも多いコレクションだ。
今回のショーでは日本と韓国両国のモデルによって構成されており、ラストを飾った冨永愛氏が着用した蝶の形を思い起こさせる玉虫色に輝くイブニングドレスは特に東洋的な美しさを感じさせる。