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MUHLBAUERデザイナー来日Reception Party

2011年9月9日、東京ミッドタウンのTheatre H.P.FRANCEにてオーストリア発の老舗帽子ブランド ”MUHLBAUER”のデザイナー、KLAUS MUHLBAUER氏が来日しReception Partyが行われた。

今回取り扱われているのは、AUTUMN WINTER 2011collection。デザイナー自身の世界各国への旅の経験からインスパイアされたSPRING SUMMER 2011collectionと比べ、ブランドのホームグラウンドであるオーストリアの伝統的なデザインを取り入れたアイテムを展開。秋冬に多く見られる、ベージュやグレーを中心とした落ち着いた色合いに、強いカラーをアクセントとしたデザインが特徴的である。

定番のチロル帽をベースに、耳まで被さるようなボリューミーなファーの帽子やケーブル編みのニット帽を展開。大きなリボンやフェザー付きのヘッドアクセは甘すぎず、スタイリングにひと味加えるのに優れたアイテムだ。リアルファーからフェイクファーまで、シーンやデザインに合わせ素材選びにも重きを置いている。クラッシュやシワ加工が施されているフェルト帽にはモードかつカジュアル感が漂い、手作りならではの味わい深い表情が伺える。

100年以上にわたる歴史をもつMUHLBAUER。オーストリアの狩猟帽フォルムの帽子では、本来フェザーを挿すところを、敢えてフェザー型のメッキ仕様のブローチを付けたりと伝統を現代風に落とし込んだスタイルを提案。技術は勿論のこと、柔軟な発想から生まれる素材使いやディテールが、独特の革新的なデザインを築いている。

Photo & Text:Tomoka Shimogata

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