国際交流基金は、日本の現代美術アートシーンで活躍中のアーティスト会田誠、有馬純寿、パルコキノシタ、松蔭浩之、オスカール・大岩、小澤剛が参加するグループ「昭和40年会」の活動を包括的に紹介する海外初の展覧会をドイツのデュッセルドルフで開催する。
“「昭和40年会」は主義主張を共にしたアーティストの集まりというよりは、「俺たちは昭和40年に生まれた。ただそれだけだ」を標榜しているアーティストが自然発生的に集まった共同体であり、参加アーティストたちは、アート、写真、音楽、パフォーマンスなど幅広い範囲に亘ってそれぞれの制作を行ってきました。各自のアーティストの表現は異なっているものの、昭和40年(1965年)生まれの世代の時代背景や、ナンセンスや笑い、パフォーマンスなどを取り入れた制作には共通点が見られ、共同でプロジェクトを実施するほか、『昭和40年会の東京案内』などの本を出版しています。
本展覧会ではそれぞれの参加アーティストが各自の作品を展示するだけではなく、「昭和40年会」の共同制作作品としてデュッセルドルフのための新作「長屋」を発表します。また、アーティストによるレクチャー、トーク、ワークショップ、パフォーマンスなどの各種イベントもあわせて実施を予定しております。”
本展はデュッセルドルフでの開催後、ウクライナ(キエフ)、への巡回予定となっている。