ACCESSORY AREAは、ジュエリーはもちろん、アイウェア、ストール、シューズなどを展開する様々なブランドが出展している。そのため出展ブランド数が最も多いエリア。
“Alter Ego By Erika Walton” は、エリカ・ウォートンが作るジュエリーブランド。
渋谷パルコのBLACK COMME des GARCONSで、彼女のエクスクルーシブラインの作品を見かけて以来気になっていたブランドだった。ブランドを設立してから今年で8年、roomsには2年前から出展をしているそう。
彼女が15歳の時に、使わなくなったオモチャで装飾を作り始めたのがブランドを始めるキッカケ。その後ヴィンテージのミニカーを使ったカーブレスレットが完成。人気に火がつきカリフォルニアの自宅ガレージで量産を開始し、その後様々なファッション雑誌、著名人にピックされるようになる。今回、本人が来日していて直接話をする機会に恵まれた。オモチャでジュエリーを作る理由を「身につけていると子供の頃を思い出してハッピーな気持ちになれる」と語ってくれた彼女。
50年代~90年代のヴィンテージのオモチャ、ストーン、ビーズ、チャームを使用している一点物のエクスクルーシブラインの他に、現行品を組み合わせた手頃に購入できるラインも。ワーナー・ブラザーズと正式にライセンス契約をするなど、起業家としても注目されている。
次は、 “Koo-fu Y project × chigo” のブースへ。
日本一のジュエリー産地、山梨県の甲府。そこで立ち上げられた産地独自のブランド “Koo-fu” 。昨シーズン立ち上げられた “Koo-fu Y project” では、 “YOSHiKO CREATiON PARiS” とコラボレート。
そして今シーズンは、 “chigo” を迎え、コレクションを発表していた。デザイナー津田千穂氏と甲府のジュエリー工場の職人が話し合い、それぞれの工場が得意な技術を生かし、作品を創り上げていた。各工場がそれぞれ作品を創り上げるため、素材、技法が作品によって全く異なりバリエーションが豊富。
新たな新世代の才能を世に送り出すことを目的としたこのプロジェクト。デザイナー、ブランドが活躍することで、産地の活性化、技術の伝承につながっていく。双方にとって、とても意義のあるプロジェクトだと感じた。
次回、rooms 22 review 4/6では、FASHION AREAを紹介する。
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