Vivienne Westwoodは、希少金属であるパラジウムを使った限定ジュエリー“Get a Lifeパラジウムコレクション” を先日のロンドンファッションウィーク期間中に発表した。
「ジュエリーとGet a Life 自体には何も関係がありません。私が掲げるGet a Life とは、より豊かな人生を過ごす一方で、同時に気候変動をどうしたら止めることができるのか、それゆえに次世代までどうしたら多く生命を守れるのかという問題を投げかけたものです。今、私が関心を向けていることは、気候変動を止め、地球を救うために、私たち一人一人に何が出来る事かということです。
どんぐりは熱帯雨林の象徴であり、まずはその保護をするのが我々の重要な、最初の務めなのです。」
― ヴィヴィアン・ウエストウッド
ヴィヴィアン・ウエストウッドは、デザイナーとしてキャリアをスタートした初期当時から、自身のファッションを、考えを伝えるための手段としてきた。
Get a Life は、破壊的なものから質素で有機的なものへの転機となり、また変化を呼び起こすきっかけにもなる。ヴィヴィアン・ウエストウッドのパラジウム・ジュエリーコレクションには、私たちが行動を起こし、影響を与え、それを維持し、我々の生活環境を栄えさせる必要性にインスパイアされた要素が含まれている。
このコレクションは、自然や異教徒のシンボルからデザインのインスピレーションを得ている。どんぐり、樫の木、ハートなど、特徴的なモチーフは全て、将来、環境をより良くするための変化に対する精神力や運、パワー、そして希望を顕著に表現。自ら行動を起こすことを求める彼女の呼びかけは、Get a Life パラジウム・コレクションで見られる” Do it Yourself ”のスローガンに要約されている。
また、このコレクションは自然界で生成される金属で作られている。パラジウムはプラチナと同じグループに属し、その自然な白さと軽さ、そして強さがジュエリーの製作には最適な素材。“ヴィヴィア
ン・ウエストウッド Get a Life パラジウム・コレクション”は2 月に開催された2011-12 年秋冬ロンドンファッションウィーク中に行われるイベントで披露された。日本ではまだ発売未定となっているが世界の選定された一部ショップで限定商品として発売される。
国際パラジウム協会の会長であるジョン・スターク氏は、
「我々はぜひとも、デイム ヴィヴィアン・ウエストウッドに、パラジウムを世界に披露して欲しいと思いました。その理由は、英国の最も文化的に重要なファッションデザイナーとしての名声を確固たるものにした、その衰えることのない個性を持ち合わせながら、彼女は途切れる事のない探究心、そして歴史を再解釈した彼女のクリエーションを併せ持っているところにあります。彼女のクリエイティビティとその個性は、我々のブランドにとって申し分なく、また彼女のデザインがこのパラジウムという素材を引き立たせてくれるものと信じています。」
と語っている。
パラジウム協会:
2006 年3 月に設立された、国際パラジウム協会(以下PAI)は、パラジウムをラグジュアリーで希少な独特の金属として確立するための世界初の組織。協会発足後、PAI は様々なオンラインとオフラインの取り組み、VIP イベント、セミナー、広告事業などを含むジュエリー業界とのグローバルな通信プログラムを先導している。パラジウムが希少金属として、積極的に消費者に販売されるのは、歴史上初めてのこととなる。
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