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SHUN OKUBO

SHUN OKUBO / 大久保 俊

エスモード東京校で学んだ後、2002年パリに渡りステュディオ・ベルソーに入学。同校卒業後ROBERT NORMAND,BALENCIAGA,HAIDER ACKERMANN等のメゾンで経験を重ねる。2007年、ジュエリーブランドSHUN OKUBO&ASSOCIATESを立ち上げる。2009年、株式会社SHUN OKUBO&ASSOCIATESを設立。

Official HP: www.shunokubo.com
Twitter: http://twitter.com/SHUN_OKUBO

本の紹介

お久しぶりです。一年以上ぶりのブログ更新となります。(ブログの更新の仕方も危うかったのですが大丈夫でした。)

昨年は人生で最悪と言っていいほど体調不良に陥ったこともあり、ひっそりと仕事しておりましたが、

今年からは例年通りにいろいろと活動しようと思っています。

その一貫としてブログのほうもゆっくりと投稿していきますのでどうぞ宜しくお願い致します。

さて、ブログを書かなかったとはいえ人並みに本は読んでいたのですが、建築関連で個人的に一番良かったのがこの

みすず書房から出版された

『建築を考える』

ペーター・ツムトア(著)、鈴木仁子(訳)、葛西薫(装丁)

です。著者の“ペーター・ツムトア”とはいわゆるスイスの建築家の“ピーター・ズントー”のことなんですが、

“ペーター・ツムトア”って言われてもピンとこないですよね。ペーターって言ったらアルプスの少女ハイジのペーターしか思い浮かばないと思うんですけれども、ドイツ語読みなんでしょうか。紛らわしいですね。パリのKOKONTOZAIのスタッフだったツトム君を思い出したりね。ちなみに第一版の帯は安藤忠雄さんだったらしいのですが、第二版からは深澤直人さんが帯に一言書いているようです。

まあ、それは置いておいても、ピーター・ズントーは2011年のサーペンタイン・ギャラリーを手がけるなど、齢70を迎えようといういま、さらに注目が高まっている建築家でもあります。彼の有名な建築には温泉施設のテルメルバード・ヴァルス(スイス)や、近年ですと魔女裁判の犠牲者達のための記念館(ノルウェー)などがあります。

10年前、まだ僕がSTUDIO BERCOTの学生だった頃は、OMA(レム・コールハース)の本なんかを脇に抱えて学校に登校していたものですが、ちょっと年をとってきたいま、共感するのは彼の言う“静けさ”のような気がしています。

まだまだ書店に並んでいますので、この葛西薫さんによる美しい装丁を目にすることがあったら手に取ってもらえたら、と思う一冊です。

ということで、今年ひとつめの投稿は本の紹介でした。

ブログ始めた頃はファッションやジュエリーだけじゃなくて、いろいろなテーマで、と話していたので、こんな感じで今年はブログを更新して行きます。休んでてごめんなさい。

魔女裁判の犠牲者達のための記念館(ノルウェー)(2011)

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