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SHUN NAKAGAWA

中川 瞬 / banal chic bizarre

1983年長野県諏訪市出身

高校在学中から手刷りのTシャツの卸を開始。
高校卒業後に市毛綾乃と出会い“banalchicbizarre” を立ち上げる。
2005年10月に直営店“ADD”を東京(原宿)にオープンさせ、2009年2月には“ADDosaka”を大阪(南船場)に、12月には“ADDnagano”を長野(松本)にオープンさせる。
その他、2008年にプライベートブランド“EMPERART”を立ち上げ、2009年に雑誌“REAL TOKYO FASHION MAGAZINE : √”を創刊。

受注会というもの

banalchicbizarreは2010秋冬から受注会等の先行予約を全面的に廃止しました。

 

リスクの大きさからとても悩んで出した決断ですが、自分達が格好悪いと思うことを続けることが嫌だったので

もし裏目に出ても納得できるかなと。

 

ちなみに受注会に関しては各デザイナーさんで考え方や、やり方も違うと思うので他を否定する気は全くないです。

お客さん一人一人に直接説明してるデザイナーの方もいますし、そういうスタンスはとっても良いと思う。

ウチはデザイナーの市毛が直接説明したりはしないので、ウチはやるべきじゃないと判断。

 

先行予約を実施していないブランドの中には入荷日にお客さんが並んでいるショップも沢山あって、きっとこのお客さんはこの日を楽しみにしてたんだろうなーとか思うとその熱意が凄く羨ましい。

 

予約する事で安心感が生まれて商品に対する熱意も次第に醒めてしまう事も良くある話だから、お客さんには待ってもらう事でモチベーションを高めてもらえたら嬉しいなと。

 

予約なんかしなくたってその商品のことを思い続けていれば購入する事は可能だと思います。思い続けた分だけ愛着も湧くはず。

もし忘れちゃうくらいならそこまでの物だったって事。そうなると予約してもきっといらなくなってる。お客さんにとったら無駄な出費。

なので商品に思いを馳せる買い物らしい買い物をしてもらいたいです。

 

勝手なこと書きましたがこちらも出来る限り商品の詳細をお伝えできる環境を作れればと思っています。

今は賛同してくれる方々がいることを信じてとりあえず突っ走ってみようと思います。

 

 

ではでは

4 Responses to “受注会というもの”

  1. Hachi / BALMUNG より:

    選択肢や機会の減少や行動の重みがのしかかってくると、本気になりますよね笑
    中川さんのこの記事の考え方、すごく面白いなと思いながら読ませて頂きました。

  2. 中川 瞬 / banal chic bizarre より:

    コメントありがとう!

    最近自分自身も展示会より店で買う方が多くてそれが凄く楽しいんだよね。
    昔は展示会でオーダーする買い物が多かったけど(特別感があったし楽だった)近年それが普通の事になってきちゃったから、今は店で買って次の日すぐ着るっていう方が気持ちが高ぶるというか勝手に格好良いと思ってる。笑

    今自分の中では衝動買いがアツい!!!

  3. ヤス より:

    今さらですが。。。
    なんか安心しました!実は受注会でモチベーションが下がるっていうのは僕もずっと感じてて、でもこの時期受注会やめるのは思い切ったなーと。笑

    こういう姿勢に引きつけられてるんやろなーと、瞬さんのトコは特に。
    ずるいっす。来期もぎょーさんお金取られるんやろなー。笑

    10AWも熱かったです!
    ショー、お疲れさまでした!

  4. 中川 瞬 / banal chic bizarre より:

    ヤスくん

    コメントありがとう!

    今年はまだまだ面白い企画展開していくんでこれからも宜しくね!