ガーディアンエンジェルという言葉と共に
2004年の2月11日を思い出す
“日本がいやだったらパリにきていっしょに暮らせばいいじゃん?”
というmailで日本からパリに飛んだ日
あのひとは本当に迎えに来るのか
いったいどんな人なのか?
ドキドキしながら
ひとり
自分の全ての作品のネガが入った大きなリュックとスーツケースをかかえて
シャルルドゴール空港で待っていた
来なかったらどうしようか?
不安でいっぱいだった
あの日あたしはもらわれてきた猫のように
彼らの生活に飛び込んだ
リビングのソファーベッドの上で
もともといた白黒の子猫と共に寝起きすることになった
あたしはただ彼らに従った
あたらしい言葉を聞き流す毎日
ロンドンから日本に帰って自信満々な態度をぺしゃんこにされて
努力とかプライドとか自信とかが抜けてしまい
お人形のようだったかもしれない
なのに有名なことやステイタスずきで
コネクション欲しくてしょうがない
宙ぶらりんgirlだった
ただ誰かの生活に受入れられる事がうれしかった
日本の自分の部屋から抜け出して
だめのfumikoはとりあえずヨーロッパに戻る事に成功したことになる
あの日は新鮮でわくわくでドキドキで輝かしかった
“im sorry~~!、これを買ってて遅れた!“って
あたし用のピンクのシーツとタオルをいっぱいかかえて空港に現れた
あの笑顔は心の中にまだある
たとえ素晴らしい結末がその約二年後に訪れたとしても
初代の自称ガーディアンエンジェルは未だに健在
今もあたしの周りにいっぱい大切なひとたちがいる
このまえ思ったのは
ガーディアンエンジェルはお互いに良くも悪くも影響し合うってこと
あたしもあのひともお互いのガーディアンエンジェル
みんなsweet♡で憎めない!!!