サッカー日本代表 ザックジャパン ガーナ戦分析
遅くなりましたが、サッカーコーナーです。
が、その前に
秘密保全法という言論統制法案が間近に迫っています。
戦時中の治安維持法とほぼ同じと考えて良いでしょう。
その秘密保全法のパブリックコメントが9月17日まで募集中だそうです。
こちらにまとまってます。
【まだ間に合う】今なら秘密保全法を阻止できる!
9月17日までパブコメ募集中! – NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2137906455445518901
*パブリックコメントはこちらから ↓ 総務省のページへ
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060130903&Mode=0
最下部の【意見提出フォームへ】をクリックし
自分の考えを書き込むだけで良いです。
住所、氏名等の情報は、任意なので特に記入する必要はありません。
よろしくお願いします。
さて、今回は強敵ガーナ戦
とはいえ、相手はワールドカップ予選を終えたばかりで、主力も来日しませんでしたが。。
キリンチャレンジカップ2013
2013年9月10日(火) 19:20キックオフ 45分ハーフ
横浜国際総合競技場(日産スタジアム)(日本/神奈川)
日本代表 3-1(0-1、3-0)ガーナ代表
【得点者】
24分 フランク・アチェアンポング(ガーナ)
50分 香川真司(日本)
64分 遠藤保仁(日本)
72分 本田圭佑(日本)
【スターティングメンバー】
GK:川島永嗣
DF:今野泰幸、長友佑都、内田篤人、吉田麻也
MF:遠藤保仁、長谷部誠、本田圭佑、清武弘嗣
FW:香川真司、柿谷曜一朗
【サブメンバー】
GK:西川周作、権田修一
DF:伊野波雅彦、森重真人、酒井高徳、槙野智章
MF:山口螢
FW:齋藤学、工藤壮人、大迫勇也
【交代】
54分 内田篤人 → 酒井高徳
75分 柿谷曜一朗 → 大迫勇也
79分 清武弘嗣 → 森重真人
82分 長谷部誠 → 山口螢
85分 香川真司 → 齋藤学
90+2分 長友佑都 → 槙野智章
先発
柿谷
香川 本田 清武
遠藤 長谷部
長友 今野 吉田 内田
西川
3−1と勝利した試合でしたが
今のところ、このメンバーでこのやり方だと、これくらいの相手が限界かなあ?というのが、当ブログの正直な感想です。
この試合、ガーナが、ホームでフルメンバーであったなら、やはり前半で2失点か3失点していたであろうな、と思うわけです。
後半の試合運びは良かったですが、前半は、やはり危うかった。
前半の失点の場面ですが、運が悪かったと言っている人がほとんどですが、当ブログは、運だけの問題とは思えません。
具体的に言うと、この失点は、今野と長友の間で、ポジショニングのミスが起きたための失点です。
失点を振り返ると、相手陣内深くの内田によるスローインから始まっています。
この時に、攻撃が上手くいかずに後ろに戻すことになるわけですが、この時点では、吉田と今野の2バックが後ろに居ます。
で、今野にボールが渡った時に、今野がボールを前に運ぶわけです。
ここまでは間違っていない。
でも、この時に、長友が前に上がってボールを受けようとしたわけです。
で、ボールを失った。
この時点で、当然のことながら、センターバックは吉田一人です。
元々スピードでは劣る吉田が一人なのですから、カウンターで負けるに決まってます。
セオリーであれば、センターバックから今野が上がったのなら、長友は、今野のカバーの位置に入るべきです。
で、もう一度後ろに戻して、攻撃を組み立て直すべきでしょう。
もし、そのまま長友が上がるのであれば、長谷部が下がって2バックになるべきです。
もちろん、これが自陣からの攻撃で有れば、内田は上がっていないので、内田がカバーに入って今野が上がることも出来ますし、それが代表の一つのカタチになっているわけですが、この場面では、長友が完全にリスクマネジメント出来ていません。
これは、もしかすると、長友がインテルでサイドハーフをやっていることの弊害かもしれませんね。
サイドバックであるならば、まず、リスクヘッジしなければなりません。
それから、ボランチの一人も、対応出来るポジションに居るべきです。
状況に応じたポジショニングというのは、グアテマラ戦では出来ていましたが、この試合の前半では、やはり出来ていなかったと思います。
やはり、バイタルを空けがちになるのです。
その原因として、一つ挙げられることは、今野と吉田の距離が離れ過ぎることにるのではないかと思っています。
グアテマラ戦の森重は、必要以上に吉田に近い位置に絞ることにより、バイタルのケアをしていました。
その動きが、第三のディフェンスのスライドの動きを生んでいたのではないか。
2バックにおいて、センターバックの一人が上に上がったら、サイドバックかボランチがカバーするというのは、鉄則です。
今野泰幸(ガンバ大阪)
「相手もミスが多くなって助かった」
前半、ミスからカウンターを受けて、バランスが崩れたところを攻められたりして、ひやひやする場面があり、危ないかなと感じていました。後半は、相手もミスが多くなって助かったというのが正直な気持ちです。失点は、運が悪いとも思うけど決められたのは必然。何かのバランスが悪いから決められています。だから、ポジショニングも含めてもう一回、確認する必要があります。」
以上インタビューから
前半、何回か危ない場面があったのだが、カウンターを受けて、数的同数か不利で明らかに危ない場面なのに、本田と清武が、戻らなかったとかもありました。
これも、もっと強い相手なら、確実に失点しています。
危険なスペースを埋めたりケアしたりするという、攻撃の選手のダッシュは、強い相手とやる時には、特に必須になってきます。
欧州チャンピオンズリーグで優勝したバイエルンミュンヘンのロッベンやリベリが、肝心な守備の時にどれほど走ったか。
例外はないと思います。
柿谷は、トップの選手でありながら、ここ2試合、そういう守備が出来ています。
元々スペースを見つけることが得意な選手ですから、守備における危険なスペースを見つけるのも早いのです。
遠藤も、元々そういった守備の上手い選手でしたが、J2に落ちて相手が弱かったせいか、そうした守備がにぶっていましたが、ここ2試合は、戻ってきたようです。
長谷部も同じです。
他の選手も、やらないと駄目でしょう。
特に、清武に関しては、ロンドン五輪であれだけやれていたのにな、と思うことはあります。
もっと、もっと出来る選手なので頑張って欲しいと思います。
そして、W杯欧州予選のスペイン戦を見ていて思ったのですが、ボールホルダーが相手に囲まれ、パスの出所を封じられそうになった時、パスの受け手が、全速力でパスを受けられる位置にダッシュしている場面を見ました。
こういう『ボールを失わないための守備のあり方』とうのも、非常に参考になります。
ボールを失う前に守備をするのです。
こうした場面を日本代表の試合では、ほとんど見たことが無いなと思いました。
ということで、本番まで、まだまだもっともっとやれることはあると思います。
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