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原発反対・TPP反対の票はどこへ行ったのか?

photo DAN TOMIMATSU RUBBER BAND 8,400yen

さて、日本の運命を決める、大事な選挙ですが、意味の分らない結果が出ました。

原発反対・TPP反対を明確にした政党の候補者のうち、当選したのは、わずか20名。

ネットでは、不正選挙が騒がれています。

本日は、原発反対・TPP反対の票がどこへ行ったのか?計算してみたいと思います。

資料

第45回衆議院議員総選挙比例区得票数

第46回衆議院議員総選挙 比例区 得票数

下図 資料参照

まず、注目していただきたいのは、社会民主党 3,006,160票→ 1,420,790票

半分以下、実に1,585,370票減である。

社会民主党は、311の前から原発に反対しており、議席が減る要素が少ないばかりか、多くなりそうな政党の一つ。

TPPに反対し、農業振興を訴えているところからも、農業票も見込めそうな政党である。

今回の原発事故とTPP問題で、農家のほとんどは、原発反対・TPP反対に回ったと考えられるからです。

さらに、維新や安倍自民党の9条撤廃への危惧という世論が衆院選の前に起きたはずであり、比例の票が減るということが、もっとも考えにくい政党の一つなのだが、仮に、この社会民主党の票が結果の通り1,585,370票も減っていたとしたら、どこへ行くだろうか??

これは、日本未来の党しか考えられないですね。

で、今回、田中康夫が一人になり、比例区に立候補出来なかった新党日本 528,171票ですが、これは、今回0になりました。

この新党日本が向かう先も、ほとんどが日本未来の党でしょうね。

もちろん、社会民主党の可能性もありますが、前述したように、1,585,370票も減っていたので、可能性として無理がありますよね。

もう一つ、前回、亀井静香の活躍で1,219,767票を獲得した国民新党ですが、今回わずか70,847票にまで激減しています。

これほど減ることがあり得るのでしょうか?という疑問はあります。なにしろ1,148.920票減である。

これも、もし事実だとして行き先は、亀井静香の日本未来の党しか考えられない。

もう一つ、TPP反対で原発反対なのが、鈴木宗男の新党大地。

これも、なぜか433,122票から346,848票に減っている。
86,274減である。

この票が入るのも、おそらく日本未来の党だろう。
基本的な政治スタンスが似ているからだ。

では、この4つの政党の票が日本未来の党に行ったとして、何票になるか?

1,585,370+528,171+1,148.920+86,274=3,348,735

3,348,735票である。

では、日本未来の党の比例区における票の数は、3,423,915 票だ。

ということは、未来が現実に獲得した票数は、原発反対・TPP反対を明確にした票が減少した数と、ほぼ一致するということです。

しかしながら、これは、大変おかしいわけです。

違う言い方をすると、日本未来の党は、75,180票しか独自の票を獲得していないことになっているのです。

こんなムチャクチャな話があるはずがありません。

なにしろ、日本未来の党は、元々母体は民主党だったわけで、その民主党 は、29,844,799票から9,628,653票 に激減しているわけで、実に20,216,146票も減らしているわけです。

そして、日本未来の党の政策は、元々の民主党の政策に近いわけであり、それが、311をうけて原発反対になりTPP反対になったわけである。
民主党支持者が、もっとも投票しやすい政党のはずだ。

少なくとも民主党から減った20,216,146票の半分の1000万票くらいは、確実に入っていると考えられます。

管理人の感覚からすると、民主党から減った20,216,146票のうち、70%が日本未来の党に移ったと考えるのが常識的ですね。

すると、14,151,302票になります。

これに、3,348,735票を足すと、17,500,037票です。

当ブログが計算する日本未来の党の比例区票数は、17,500,037票です。

(あくまで、社民や国民新党の数が、これほど減っているのが本当という前提ですが。。)

これは、自由民主党 16,624,457票を上回ります。

そして、これは、衆院選前のロイターの調査

日本未来の党の支持率34%
自民党の支持率32%

にかなり近いことが分ると思います。

では、民主の受け皿になったとされる、みんなの党 5,245,586票と日本維新の会12,262,228票を足してみましょう。

17,507,814票になりました。

当ブログが計算した『日本未来の党』の得票は17,500,037票

みんなの党 と日本維新の会の合計は、17,507,814票です。

差は何票ですか?

17,500,037-17,507,814=7,777票になりました。

つまり、未来への投票が、維新とみんなに、なぜか振り分けられたという可能性が浮上してきます。

前回の衆院選における『みんなの党』の得票数は、3,005,199票
一方、日本維新の会のベースとなった『たちあがれ日本』の前回の参議院選の 得票数は、1,232,207票

足しても、4,237,406票にしかなりません。
今回の衆院選で、17,507,814票も獲得したとは、到底思えません。

そして、この可能性を否定出来ないのは、株式会社ムサシという1社が、投票用紙の製造から、投票箱の管理、システム運営の管理と維持、ソフトの制作からサポートスタッフの派遣にいたるまで、全てを手掛けているからです。

ついでにいえば、日本共産党も 4,943,886票から3,689,159票へ1,254,727票も激減

米国のUSTRに逆らったところ、原発マフィアに逆らったところは、無理矢理潰された。
そう考えるのが自然なのではないかと思いませんか?

資料

第46回衆議院議員総選挙 比例区 得票数
得票数 得票率

与党
民主党 9,628,653 15.9%
国民新党 70,847 0.1%

野党
自由民主党 16,624,457 27.6%
日本維新の会 12,262,228 20.3%
公明党 7,116,474 11.8%
みんなの党 5,245,586 8.7%
日本未来の党 3,423,915 5.6%
日本共産党 3,689,159 6.1%
社会民主党 1,420,790 2.3%
新党大地 346,848 0.5%
新党日本 0
新党改革 134,781 0.3%

無所属・諸派 無所属 1,006,468 1.6%
幸福実現党 216,150 0.3%
合計 60,179,888 100.0%

第45回衆議院議員総選挙 比例区 得票数
得票数 得票率

民主党 29,844,799 42.41%
社会民主党 3,006,160 4.27%
国民新党 1,219,767 1.73%
新党日本 528,171 0.75%
新党大地 433,122 0.62%
民社国系小計 35,032,019 49.78%

自由民主党 18,810,217 26.73%
公明党 8,054,007 11.45%
改革クラブ 58,141 0.08%
自公系小計 26,922,365 38.26%

日本共産党 4,943,886 7.03%

みんなの党 3,005,199 4.27%

諸派(比例代表)
幸福実現党:459,387(0.65%)
新党本質:7,399(0.01%)

諸派 466,786 0.66% 0 0.0% 0 0.0% ±0

合計 70,370,255 100.00%

写真は、輪ゴムをモチーフにシルバーで作ったブレスレット
DAN TOMIMATSU RUBBER BAND 8,400yen

クリスマスプレゼントにも最適です。

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