もう8月も後半になってきてしまいました。
バタバタとしていてすっかりブログの更新が遅くなってしまってすみません(泣)
今月はいろいろと準備で大慌てなのですが、先月は時間に余裕があったのでいろいろなトークショウを観てきました。
AXISギャラリーでのMIT石井教授の講演、3331 Arts Chiyodaでのクリスチャン・ボルタンスキーの講演、早稲田大学でのゴダール・シンポジウムでの菊地成孔さん&佐々木敦さんのトーク、紀伊國屋での『神話が考える』(福嶋亮大著)のイベントでの東浩紀さん+福嶋亮大さん+濱野智史さん+黒瀬陽平さん+渋谷慶一郎さんによるトーク、そしてドリフのファッション研究所etc..など。活字で講演の記録とか読むのもいいのですが、やはりアーティストや批評家がどのように話すのか、というところにも興味があるので最近は時間があれば行きたくなってしまいます。
こんだけ観たんだったらすぐにブログかけよって感じなのですがwこれからはガンバリマス。
ところで、前述のゴダールシンポジウムで大変話題になっていたのですが、ゴダールの新作が完成したそうです。
作品名は『FILM SOCIALISME』(以下SOCIALISME)。すごい直球ですw
マイケル・ムーアの『キャピタリズム』っていうのがありますけど、知ってて撮ったんでしょうか?ww
さて、ゴダールシンポジウムでは菊地成孔さんはやはり音楽家として“音”もしくは“音楽”の話を中心に語られていました。
そこで“キュルキュルキュルッ”というSOCIALISMEの予告編の音についての話になるのですが、
“キュルキュルキュルッ”っていう音はテープやレコードを早回しとかしたときに起こる現象ですよね。
勘のいい方はすぐに分かったと思いますが、そうなんです、この予告編、映画丸々一本分を早回しにして見せてしまっているんです。。なので我々は本編を一度もみていないけれど、この予告編を観るということは本編を全て観たことになる。。
これだからみんなゴダールから目が離せない。
その昔、批評家の浅田彰は、ゴダールの映画はどのシーンを切り取っても予告編の疾走感と強さがある、みたいなことを言ってたのを朧げながら記憶していますが、まさしく今回の予告編はその言葉を彷彿させます。
齢80にして疾走続けるゴダール。
この最新作を日本で観ることができるのはもう少し先らしいですが大変楽しみです。
(予告編は何種類もバージョン違いがあって“キュルキュルキュルッ”ではないのもあるので色々観てみるのをお勧めします。)